記事No | : 207 |
タイトル | : 日本のトンネル事故について |
投稿日 | : 2001/10/03(Wed) 09:56:10 |
投稿者 | : * |
1979年の東名高速道路日本坂トンネル事故
1979年に起こった史上最悪のトンネル火災事故で、当時、最新の消火設備を備えていた日本坂トンネルで170台の車が火災に巻き込まれ、死者7人を出した。また、大動脈である東名高速道路の不通による影響の大きさも見せ付けられた。
日本坂トンネルは、東京と名古屋(小牧)を結ぶ東名高速道路の静岡ICと焼津ICの間にある、長さ2045メートルのトンネルで、東名高速道路の中では最長である。事故は1979年7月11日の夜、このトンネルの下り線(つまり、名古屋方面)で起こった。
東名高速の1日の交通量は当時、約5万6千台であった。このうち乗用車は4割未満、貨車類が6割以上。国道1号が乗用車2千9百台、貨車類が3千4百台であることを考えると、東名高速道路がいかに重要であるかがわかる。
トンネルの復旧作業が本格的に行なわれ始めたのは事故から3日目の13日夜からである。
下り線はトンネル内部の損傷が激しく、開通は当分無理と判断し、比較的軽傷であった上り線での対面通行を行うことになった。トンネル内を含む対面交通部分は時速40キロに制限することで、事故から一週間後の18日夜に上り線だけが復旧した。結局、下り線が復旧したのは事故から2カ月もたった9月9日のことであった。
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/shirasu/nihonzaka.html 「nihonzaka」
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~eg90545/semirepo2000.htm