記事No | : 127 |
タイトル | : Re-13 |
投稿日 | : 2001/02/26(Mon) 12:55:24 |
投稿者 | : * |
峠の傾斜と雪の峠
投稿者: romeosierra2 (男性/Alsace/France) 2001年2月25日 午後 4時20分
メッセージ: 284 / 284
みなさんおはようございます。こちら日曜の朝です。
普段あんまり眺めない古い地図を見ていたら、ステルビオ峠の最大斜度表示として29%とありました。猛烈なつづらおれが始まる辺りよりかなり下の方でした。
やはりこの峠は、質×量の『きつさ』、コルの『標高』、『最大斜度』を兼ね備えたアルプス屈指の峠ですね。それに一寸コルからずれているとはいうものの、イズラン峠がいくら悔しがっても無い『国境』という凄いものがありますし。
それに勢いを得てその地図内でもっときつい所、と探したらチロルからミズリナ湖を経てコルチナに出る主街道の西側の峠に30%の表示がありました。
私の愛用のミシュランの地図には傾斜の%表示はないのですが、こういう表示はあった方が楽しいですね。
冬季の峠越え。
具体的にどことは知らないのですが、近年、スキーをより早くからより遅くまでの要望に応えて、スキーリゾートを高い所に作る傾向があり、その為に防雪トンネル(コルゲート管などの仮設備含む)やトンネル(ガリビエル峠のコルの真下のトンネルなど)更には除雪能力の強化で、冬季も通れる峠が増えているそうです。ガリビエル峠を降りた所のロータレ峠(2058m)はグルノーブルとブリアンソンを結ぶ主街道なので冬も通れます。しかし冬の中北部ヨーロッパの山岳地帯をドライブするなら、凍結や除雪残りの雪、駐車場など一寸脇に寄る時、傾斜路での渋滞、などの為にスノータイヤとABS付きブレーキは欲しい所です。フィンランド人はノーマルタイヤでアイスバーンを走るそうですが、これは世界一道路上での運転がうまいというフィンランド人(なんとかネンとか、どうしたネンという名前の一流ラリードライバーは無闇と多いですが彼等はフィンランド人です。F−1にもハッキネンがいるし)や雪と一体のTITOさんだからできる事です。
チェーン規制
以前どこかのトピに書きましたが、ピレネーのPuymorens峠からアンドラ共和国に抜ける道で猛烈な降雪に会った時は警官が出てチェーンの無い車は追い返されていました。大型の四輪駆動車はチェーンなしでも通していたので、私もスノータイヤ付きでここまでの道でも問題無かったと主張したのですが全然相手にされませんでした(車はFRのセダンで実際にはデリケートなクラッチワークの連続でくたくただった)。
私の家の近所のボージュ山中の道も主な街道やスキー場迄の道は通じていますが、脇道や夏季用観光道路などは冬季閉鎖で、閉鎖のしかたは『全然除雪しない』です。どかんと雪の壁が現れます。
今年は暖冬で一回も雪踏みしないまま先週スノータイヤからノーマルに変えたら昨日のカーニバルの土曜日の朝、雪が舞ってどきっとしました。