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[ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ・写真・絵本]
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2007年、旅の出発にあたって:
 フランス:イタリアのハンニバルの峠、アルプスの西南端、
  スイスの巡礼路・・・峠の旅  →結果速報

(2007.6.3) [北村 峠一](Kitamura)      

ユーロ2年間のレート  旅の季節になりました。もう連続12年、15回目のアルプスですが、相変わらずの旅計画であさって出発です。

● 円安:ユーロ高は大変・・


・ この2年間のレートグラフを見てください。今1ユーロが165円 ←1年前は145円 ←2年前は130円 ・・一時80円の時もあった訳ですから何と2倍以上。・・旅行者にとってこれは厳しいですね!!

・ 実際使うには、さらに2〜4円も手数料などがかかってきますから・・緊縮財政での旅行にならざるを得ません。

・ 日本円の実力はこんなものなのなのでしょうか? もっと頑張って欲しい!!!・・というのが本音です。

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● 今年の旅は行き帰りともジュネーブ空港・・


・ 一人分のマイレージがなんとか貯まったので、4ヶ月前の2月に申し込んだのですが・・いつも使っている「成田発:夜便」は満席。意外にあの便の人気が高いのか、マイレージ枠が少ないのか・・(今見るとまだ空席あるみたいですが)・・結局午前中の出発になりました。

・ マイレージで取った席と、PEX(正規割引)の席をドッキングさせる手順は、慣れないと面倒ですが、まあ何とかなって。

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● 初日のみの宿を確保し・・

・ ジュネーブの空港到着が18:40到着なので、すぐに走り出すことも可能なのですが・・急ぐ旅でもないので、空港付近で安い宿をHotelclub「ジュネーブのHotel」で探しました。Trente Trois Hotel Geneva(☆3)は空港に1km以内のようです。

・ それ以外の宿は例年通り・・「行き当たりばったり」。観光シーズンもまだ早いことから何とかなるでしょう。学習によると月曜はホテル休業日が多いので、前日から連泊を考えましょう。

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● レンタカー会社は・・

・ 長期に借りる車ですから、いろんな会社を比較しました。でやっぱり去年と同じLast minute hotel reservation!「Rates To Go」経由のEuropcarが安いと確信。

・ ジュネーブ空港はスイス出口(スイスフラン払い)が中心なのですが、ちょっと奥まった先にフランス出口(ユーロ払い)があるのです。そしてフランスのレンタカー代は例年安いので・・フランス側で借りるとして価格比較をしてみたら・・レートの問題もあるのでしょうが、やはりフランスで借りると1万以上安い。

・ 結局、直接Europcar申込で「29日間、1400-1500cc、マニュアル、エアコン付き(VW-Golf1.5Lレベル)で827eur(約13.6万)を申し込みました。

・ 村上先生からルノーのEurodrive情報も入ってきて、資料も取り寄せし比較したのですが、Clio1.4Lで850eur、Clio1.5Lが855eurとちょっぴり高め。新車という魅力があり、次回以降の検討対象かもしれませんが、フランス以外で借りると+120〜225eur追加なので無理かも。

・ 昨年のように良い車に当たればいいのですが。

【ハンニバル通過の峠候補と今年の目標峠】

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● どこに行く??・・


・ 行き先ですが、今回のターゲットもいくつかあって、一つは「ハンニバルの峠」をさらにいくつか。2つめは「ヨーロッパアルプスが西/南に終わる付近」、3つめは「2005年に行けなかったスイスの巡礼峠」、さらに「最近見つけた1500m以上の峠」を走りたいと思っています。

<まず1つ目は・・「ハンニバルの峠」>

・ ハンニバルが象とともに越えた峠の候補は右図の場所です。

・ まだ行っていない峠(車で走れそうな1500m以上の峠)の「Mont du Chatモン・デュ・シャ峠▲(1504m)」(Aix-les-Bansエクスレバンの西)を見つけたのです。

・ この峠通過を推定したのは「JAド・リュック(1818年)」「GLウィッカム&JAクラマー(1820年)」「WJロー(1866年)」「TAドッジ(1891年)」。
 彼らはいずれもシャンベリ〜小サンベルナール峠のルートを推定していました。 (『ハンニバルの象』ギャヴィン・デ・ビーア著 時任生子訳 p135-)

・ トラベルセッテ峠▲(2914m)は、2002年の旅でグラン・ベルベデーレ(2133m)までは行ったのですが、峠までさらに2時間半かかるとのことで引き返しました。Mundbergさんから写真を送っていただきましたが、その峠の場所まで登ってみたいのです。


・ ただしまだ6月、残雪が大量にある心配もありどこまで行けるか不明です。

・ 今年のジロ・デ・イタリアは5/24にすぐ南のアニュエル▲峠(2748m)を走ったのですが、その映像を見ると2002年の時よりフランス側に雪が多く残っているようでした。さてどうなるでしょう。


【ジロ・デ・イタリア:2007/5/24アニュエル峠(2748m)のイタリア/フランス側の写真】

・ 村上温夫先生のツアーでは、7/7-8にこのトラベルセッテ峠・アニュエル峠付近を訪れるようです。

・ そのトラベルセッテ峠▲(2914m)の東側、イタリア・ポー川の源流方向からも見てみたいと思っています。天候も災いし、1万ほどの兵を失ったという急勾配。2000年も経っていますから証拠の品など見つかるはずはないでしょうが、あたりをきょろきょろ見て回りましょう。


・ La Turbieラ・テュルビ峠(500m)は、ハンニバルの通過候補にはならないのですが、ローマに対抗した44のアルプスの部族に対する勝利記念杯「アルプスのトロフー」があるところ。エズには1998年に行ったのですが、グラン・コルニッシュといわれる切り立った大断崖が地中海に迫っている関所を再度観察してきます。
la-turbie



【赤が分水嶺。数字は海抜nn00m:クリックで拡大】

<2つ目は「ヨーロッパアルプスが西/南に終わる付近」>

・ イタリアへのアルプスが終わるあたりの分水嶺は概略、右図のようになっています。

・ ここで見つけたイタリア側の1500mを越える峠を走ってみたいのですが、はたしてどこまで舗装してあるか? レンタカーは舗装路以外は保険対象外なので・・

・ さらに2001/08にYUKI さんからの情報で貰った「メルヴェイユValles des Merveilles(驚異の谷の意味)には、2000年も昔に岩に描かれた絵文字がハイキングコース上にたくさんあります」ということも思い出しました。

・ でもどうやら山小屋に泊まらなければ石に刻んだ壁画は見れない?

・ イタリア・サンレモの北にある低い山の中もなかなか良さそう?

・ Tendeタンド付近は、モンスニやモンジュネブルなどと同じ第二次大戦後の1947年、イタリアからフランスに割譲された場所。激戦の慰霊碑も多いでしょう。

<3つめは「2005年に行けなかったスイスの巡礼峠」

・ 2年前の秋、スイス中部の大雨被害で中止した峠に再挑戦します。

・ Glaubenbuelen passグラウベンビュエレン峠(1611m)、Glaubenberg passグラウベンベルク峠(1543m)と巡礼に関連しそうな名前の峠。

・ おーとさんから「アインジーデルンからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに至る巡礼道『ヤコブの道』の経路にあたっているようです。『グラウベン』の名前はこれと関係があるのではないでしょうか」との情報を貰ったところです。アインジーデルンでは黒マリアにも会ってきましょう。

・ さらに交通規制のあるPragel passプラゲル峠(1550m)は、西からなら登れるようです。


<その他、新たに見つけた1500m以上の峠いくつか>

・ 毎年詳細な地図を・・虫眼鏡で探し回り・・ネットの峠情報などを検索していると・・見つかるのです・・新しい峠が。

・ 目標になる分母が増えていきますから、なかなか90%から先に行きません。 ただし、先にも書きましたが未舗装道路は対象外なので、現地に行かないとなかなか情報が集まらないのです。「アスファルト舗装だ」と言われたところも行ってみないと災害の後だったり・・信用できないのです。

・ それと・・最近・・「行止まりの峠は無限にあるので、対象外にしようか?」  それとも「佐貫亦男じゃないけれど、すべての谷に足を踏み入れるのを目標に?」とか・・迷いも出てきました。


●2007.5.27の気象
 旅先が冷気で覆われている
ヨーロッパの衛星写真

Wetterlage und Bergwetter
●今の気象状況・・さてどうなる?
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● 天候は?・・


・ 天候が安定してくれるといいのですが。

・ ヨーロッパの気象衛星画面など見ていると、暖冬、そして春先はかなり暑い日が続いていたのです・・雪がかなり少なかったとのことで、水不足の話も聞こえてきます。

・ そして最近、5/27頃まで右写真のように、旅先は大きな寒気に覆われてました。


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● 旅の間・・


・ 海外ドライブの愛好家、峠の愛好家のみなさん、以下のYahoo!掲示板にも遊びに行ってください。2週間ほど新規書込みがないとトピが消えてしまうんです。
 (書き込みは会員のみですが、読み込みは誰でも出来ます。)
・ 趣味とスポーツ>旅行>自動車 :★海外ドライブの楽しみについて話し合いませんか?・・・海外ドライブ

・ 現地から携帯電話でBLOGに書き込みしようと環境を作りました。
  http://blog.goo.ne.jp/eu-alps/ 現地でTRYしてみるつもりですが、もともと携帯メールの入力は不得意なので・・どこまでまじめに出来るか?


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●それでは旅から帰って来る七夕の前々夜、早速報告しましょう。皆さんもお元気で、そしていい旅を・・・
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