記事No | : 166 |
タイトル | : 中国/キルギス国境:トルガルト峠3600m |
投稿日 | : 2001/05/28(Mon) 15:38:33 |
投稿者 | : * |
http://peach.mis.ous.ac.jp/~horizon/harappa/_tsushin/_tsus98/tsus9807.html
地平線ポストから
(トルガルト峠3600m)中国、キルギス国境
●生田目が行く! バイクで中央アジアへ!
オートバイでは「世界初」
◆シルクロードをバイクで走りたい! そんな思いで発足したツーリングクラブ「シルクロード」の旅も今回で3回目となり、90年と93年で中国のタクラマカン砂漠を一周し、いよいよ98年は中国からキルギスタン、カザフスタンを走り、ウズベキスタンのサマルカンドまで足を伸ばすことにしました。
◆目標は決めたものの、初の中国脱出、情報の少ない中央アジア。バイクの調達、メンバーの募集(毎回、雑誌などで全国から募っています)など、問題は山積みでした。8月5日の出発まで1ヶ月を切った現在でさえ、行ってみなけりゃわからないことだらけなのです(トホホ・・)。
◆それにつけても会長の私ですら面食らったのが旅行代金でした。何せ個人の手配旅行のグループ版ですから、どう見積もっても安く上がらないのです。当初の70万円でもビックリなのに円安も手伝ってか、とうとう100万円近くかかってしまうこととなり(おかげで私はあくせくと昼夜仕事三昧の資金稼ぎの日々となり名ばかりの会長職となってしまいました)、初回及び2回目参加組のクラブ員ですら家庭の事情や仕事の都合でほとんどが残留サポーターとなってしまい、最終的にはクラブ員5名、初参加5名の10名が集まりました(内女性5名は結構凄い!)。
◆東南アジアなど、10万円もあれば1ヶ月は沈没できる時代に、たった2週間の旅に100万円の大枚はたいて苦労しに行く酔狂な(ありがたい)仲間が10人もいるとは、不況日本もまだまだ大丈夫だなと思わされます(笑)。「若いうちの苦労は100万円かけてもしろ」の一例。
◆中国西域カシュガル空港に我々は自分たちのツーリング用品の詰まった大荷物と共に着けるのか? ――前回は荷物が積みきれず別便(翌日)となり出発が遅れてしまいました。
◆カシュガルまで無事にバイクが来ているか? ――日本製のオフロードバイクなので盗まれる?
◆中国、キルギス国境(トルガルト峠3600メートル)はB級国境(国境にAとかBとかランクあり)――B級は土日は休みで24時間OPENではない! 富士山よりも高い国境で開いてなかったら鼻水どころか笑いも凍りそうだ!
◆国境を越えて高山病と闘いながら、寒空野営なのです。――だって宿がないのヨ(キルギスは中央アジアのスイスと言われています。高地→高山病→寒い→つらい→笑)
◆カザフ、ウズベクは今40℃近いらしい。北風と太陽か、スイスからサハラか‥すごいな。「ニュース速報」7月9日付け、本日、キルギス、カザフ国境大洪水により行方不明者70余名にのぼる模様・・・・えっ? まじ? 道残っているのかな? 我々キジルクムキャラバンは無事に青の都サマルカンドに辿り着けるのか?! 事の顛末は次回報告にて! 乞う御期待!! [生田目明美]