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2010年の旅-4:イタリア:アオスタの峠と渓谷+ハイキング
【2010年の旅-4:イタリア:アオスタの峠と渓谷+ハイキング】

2010年到達峠・渓谷-4
イタリア:アオスタ州編:渓谷の素晴らしさ、その先のハイキング・・峠(185/188:98.4%)+渓谷先端(51/56+α)に・・

●サン・ピエール城の目の前の宿は・・アオスタのベースキャンプに最高・・

【部屋からのサン・ピエール城】
 旅の最後の6日間はイタリア・アオスタ州。この地域で残っていた峠は「サン・カルロ峠(1971m)」で、モンテビアンコの眺めがいいこの峠を越えて、アオスタの谷に入ります。

 この周辺の渓谷めぐりの拠点として予約した宿は、谷のまさに要(カナメ)にあって、堂々とした「サン・ピエール城」を部屋の真正面に見る宿です。


【St.Pierre基点に周囲の渓谷に】
 1998年にはじめてアオスタに来た時、この城の手前で衝動的に左折し、「サン・ニコラ村(1250m)」の教会までジグザグ道を走って行き、渓谷とグラン・パラディーゾ方面の山を感動して眺めたのです。12年でこのローカルな道巾は1.5倍ほどにも広がった気がするほど、イタリアの道路はかなり整備されました。ユーロの流通もイタリアには大きなメリットだったように感じます。ただし物価は上がりましたが。

 この宿を谷巡りのベースキャンプにしたのは大正解でした。地の理が素晴らしくいい、そして次の宿紹介で書きますが宿設備、価格、部屋からの眺め、マスターの気配りなど、今まで200ヶ所近く泊まった宿の中でもTOPにランクできるところでした。

●やはりコーニュの谷は有名なので・・日本人の登山ツアーに会って・・

 アオスタ州自身Dora Balteaドーラ・バルテア川の大きな渓谷ですが、その支流には深い渓谷がたくさんあるのです。まず向かったのがCogneコーニュの谷。コーニュ村(1550m)の先の、Lillazリヤ(1620m)まで道路が整備されていて、滝(1800m)まで・・この谷は、ちょうどモンテビアンコ(モンブランのイタリア名)が、谷のV字の間から見える素晴らしい位置にあるのです。

 コーニュに戻って今度はグラン・パラディーゾを眺めながら南に、Valnonteyヴァルノンティ(1680m)までハイキングします。今までの旅ではじめて、日本からの山歩きツアーの方たち(10人ほど)とお会いしました。やはりこの谷は有名観光地なのです。3Wぶりの日本の情報・・G8で影が薄かった菅首相の国内人気や、参議院選挙の日程を聞いたり・・

2010年の旅-その4 【2010年の旅-その4:Googleマップへ】

●アオスタで渓谷の良さを再認識・・ヴィットリオ・エマニエル2世小屋(2732m)までトレッキング・・

 次の日に向かったのがその西にあるVal-Savarencneサヴァランシュ渓谷。2005年に行った絶景のニヴォレット峠(2612m)から登山道を北に降りてくると、この谷のPontポン(1960m)に来るはずなのです。

 その付近でちょっとハイキングをと歩き出したのですが、快晴の日曜日、たくさんの人が汗をかきながら登っていくのに刺激され、Rif.Vitt.EmUヴィットリオ・エマニエル2世小屋(2732m)まで往復5時間のトレッキングを無事にしてきました。素晴らしい風景・・イタリア統一を成し遂げたサヴォイア家の国王、彼は狩猟のためという名目で、たくさんの自然を守らせたのです。

●すっかり渓谷が気に入って・・翌日もペッリネ渓谷へハイキング・・

 Val Pellineペッリネ渓谷の先端にあるダムに沿って、Rif.Prarayerプラライエル小屋(2005m)までハイキング。ここは雪山の東がチェルビニア(モンブランの南側)と、かなり奥の深い谷です。ほぼフラットな道、片道1時間ちょっとですが、ダム湖の緑と正面の大氷河の白、空の青さ、放牧の牛たちが、山小屋での昼食をおいしい物にしてくれました。

 そしてアオスタ最後の日は、12年前に行ったサン・ニコラの教会に1ヵ月の旅の無事を感謝に行ってきたのです。さらにサン・ピエール城脇のレストランで、ワインと生ハムの乾杯を昼からしたのです。

●2010年の旅の結果、「峠」の未通過は?・・渓谷はいくつ通過?・・

 今回の旅で新たな1500m以上の峠はグラノン峠(2413m)、サン・カルロ峠(1971m)のふたつだけ。その代わりに今年のジロ・デ・イタリアのコースで、新たに1つ「モンテ・ゾンコラン山(1740m)」を見つけたので・・「1500m以上の峠」の未通過は3峠のままです・・(185/188:峠到達率98.4%)

 渓谷は15ほど走った足を踏み入れましたが、あのヴァノワーズでのショック(乱開発)もあり、今年目標にした渓谷もかなり残りました・・(51/56+α渓谷)。渓谷の達成率は、今後追加していくα(1500m以上の渓谷先端の村)で大きく変化していくでしょう。

 次年以降への目標の峠・渓谷は表の通りです。

 アオスタ州で通過した峠、踏み入れた渓谷、ハイキングした場所を日順に一覧にします。
 また、峠・渓谷のマルチIndexも、できる限り現行化しました。      <参考:★Aosta周辺の宿> <参考:★courmayeurクールマイユール周辺の宿
[北村 峠一](Kitamura)      


●峠、渓谷一覧(その4)

相対
順位:No
峠名: Alpenpasse
/渓谷名:Valley
国:場所:Country
(高速=M:トンネル=T)
標高
Hight(m)
到達日(Site)
:YY.MM.DD
感想等(Map-page-address)
025 Petit Saint Bernard -Col du
プティ・サン・ベルナール峠
  【Data詳細】
Fr/It >73Savoie/Aosta>イゼール渓谷〜Aosta渓谷 2188m 1998.6.30(H)、2010.7.2(W) (64-Gf74) 峠のあちこちに聖者サン・ベルナールなどの像があり「救護所」がある。
冬季11-6月閉鎖
042-84 Col-S.Carlo
サン・カルロ峠
  【Data詳細】
It >Aosta>クールマイユール南 1971m 2010.7.2(W) (64-Gf74)峠の南からモンテビアンコ(モンブラン)が見える
063-f★End Val di Cogneコーニュ渓谷(1550m)
、Valnonteyヴァルノンテ渓谷(Lillazリヤ(1620m)、
  【Data詳細】
It >Aosta>アオスタの南 1550m 2010.7.3(W) (64-Hb75) Lillaz(1620m)→滝(1800m)歩く、Cogne(1550m)→Valnontey(1680m)ハイキング
042-g★End Val-Savarencne
サヴァランシュ渓谷
(Pont)
  【Data詳細】
It >Aosta>コーニュの西の谷 1960m 2010.7.4(W) (64-Hb75) Rif.Vitt.EmUヴィットリオ・エマニエル2世小屋(2732m)までトレッキング
042-i★End Pelline -Val
ペッリネ渓谷
(La-Lechere)
  【Data詳細】
It >Aosta>チェルビニアの西の谷 1950m 2010.7.5(W) (49-Hc73)ダムに沿って、Rif.Prarayerプラライエル小屋(2005m)までハイキング
084-5★End Sant-Nicolas
サン・ニコラ村
  【Data詳細】
It >Aosta>St.Pierreから北に登る 1250m 1998.6.28(H)、2010.7.6(W) (64-Ha74)Saint-Nicolas教会がアオスタの谷を見下ろして建っている
T075:トンネル
モンブラントンネル
  【Data詳細】
Fr/It >74H-Savoie>Chamonix渓谷/Aosta>Aosta渓谷 1395m 1998.6.28(H)、2010.7.7(W) (64-Gf73) このトンネルの上には自動車道路の峠はない(Ch/Itのグランド・セントバーナード峠、Fr/Itのピッコロ・セントバーナード峠のみ)。このトンネルでアオスタの谷は便利になった。アルプス道路は平均してどこもトンネル代高い。
(At:オーストリア,Ch:スイス,Fr:フランス,It:イタリア)
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