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【r046.jpg:Lysリス峠には第二次大戦のパルチザン記念碑が】

Colle del Lys(Lis)リス峠(1311m)、Lanzoランツォ、Viuヴィウ

フランス・アルプスに近いこのカナヴェーゼ地域、巨大ピノキオ像、第二次大戦のパルチザン記念碑など、どこにも興味深い建物が。【●峠のDB
トリノ県の北部・南部には地域格差のようなものは無いのでしょうか?

イタリア:ピエモンテ州・トリノ県】  [北村 峠一].(Kitamura)      


 世界遺産・ベルモンテから、フランス国境に近いSusaスーザへのルートには、トリノ付近を通過するほぼ直角の国道のルートと、その2辺を直線的につなぐ山道があるのです。

 それほど高い峠は無いのですが天候も良いし、やはり山の峠道を選ぶことにします。

Viu、Colle del lys
【Cuorgneクオルニェ〜Belmonte〜Viu〜Lys峠〜の位置】

●Forno Canavese、Rivara、Leveno・・


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【v468.jpg:Forno付近:高台の教会は、なかなか立派だ】

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【v495.jpg:Rivara:村の広場には朝市が出来ている。トラックに積んだ衣料品などに主婦たちが向かう】

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【v498.jpg:道路標識と地図をにらめっこしながら、山際の道を次の村へ】

 Forno Canavese、Rivara、Leveno・・村の中心には教会の塔がありるので、道に迷うことは無いのですが、山際の狭い道は、くねくねと続き、現在地が不明になるのです。道路標識と地図を見比べながら、次の村へと。

 そろそろRocca Canavese村?と思った交差点の正面に、素晴らしい形の遺跡が現れます。建物の上に矢通しのような飾りのある城壁のようにも、真ん中のアーチから門のようにも見える建物。交差点の中なのでゆっくり観察できないなーと思って右を見ると、その方向にはこんな田舎に似つかわしくない立派な教会。DOMとありますから、この地域の教区教会なのです。

 教会の名前は「Rocca CanaveseのSanta Croce教会」で、気になって調べてみると「フィレンツェにあるサンタクローチェ教会Chiesa di Santa Croce」とあまりによく似たデザインの教会でした。200年ほど後に建造され、やはりフレスコ画が描かれているようです。

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【v508.jpg:Rocca Canavese村の村の交差点、遺跡?と中央広場の先にはDOMと読める教会がある】

Chiesa di Santa Croceサンタクローチェ教会
:FirenzeとRocca Canavese


フィレンツェのサンタクローチェ教会とあまりによく似たデザインの教会です。
フィレンツェの教会は、1249年にアルノルフォ・デイ・カンピオによって建築されたフランチェスコ派のゴシック建築の教会で、ジォットの壁画、ミケランジェロやガリレイ、ダンテの記念墓がある。

「Rocca CanaveseのSanta Croce」関連サイト
http://www.canavese-vallilanzo.it/【1450年に建造され内部にフレスコが描かれている】
http://www.arpnet.it/【ピエモンテの1400年代のフレスコ画がある】
http://www.provincia.torino.it/
(参考:Santa Croce:聖なる十字架・・一瞬、サンタクロースと読んでしまいましたが、Santa Clausは「聖ニコラウス」でした)
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【v531.jpg:この付近の中心でもないこの村にDOM教区教会がある】

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【v509.jpg:Rocca Canaveseに立派な門。上にある飾りはどこかで見たことがあるような?イギリスの城?】 【v535.jpg:建物の入口かとも思ったが、門の脇の狭い道がCorioへの道で、横から見ると門だということがはっきり判る】

 出発してまもなくなので、立寄らずに先を急ぎます。次のCorioはどの道? とあたりを見ると、先ほどの建物右の細い路地に「Corio」への標識を見つけます。横から見ると門のようですね。何のための門なのでしょうか?

●Corio・・


 Corioの村の名は「峠(Col)」にも似ています、昨年(2004年)立寄った「Collioコッリオ村」を思い出します。同じように山に近いのですが、あそこは渓谷の突き当たり、冬は行止まりになるうら寂しい村でしたが、ここは両側が開けた明るい村。そびえ立つような大きな教会の脇を抜け、村の中心の広場に出て・・
「さて、出口はどこだ?」 またも狭い路地に向かっての標識に沿って次の村へと・・

corio corio
【v553.jpg:Corioの教会も立派】 【v557.jpg:村の中心広場から外に出る道はまるで迷路】

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【v564/v566.jpg:S.Pietroへの道は西へ。正面の雪山は14-5km先のフランス国境、モンスニ付近の山】

 西に走る道の遠く正面に雪山が見え、位置的には14-5km先がフランス国境。このVal di Alaアラ渓谷を真西に行ったところにUni Bessans(3604m)などがありますからその西、ここから40km先にはBessansベッサン/ブサン村(1988/2002年訪問)があるのです。

●Lanzo-Torineseランツォ・トリネーセ・・


 次のLanzo-Torineseランツォ・トリネーセは大きな町。町のかなり前から城門らしい建物の脇を過ぎ、町の中の狭い道をくねくねと・・道がわからなくなり2度ほど聞いて・・やっと次の町への道に出ます。<2014.6.6-10Lanzo-Torinese滞在

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【v570.jpg:Lanzo-Torineseは城門らしい建物の脇を過ぎ、町の中の狭い道をくねくねと・・道がわからなくなり2度ほど聞いて・・やっと】

Canaveseカナヴェーゼ、Lanzo Torineseランツォ・トリネーセ、Valli di Lanzoヴァリ・デ・ランツォ

http://www.canavese-vallilanzo.it/【ATL 3 Canavese e Valli di Lanzo】
http://www.comune.rivara.to.it/【Rivara Canavese】
http://www.vallidilanzo.com/【かつてサヴォイアの地であった。】
http://www.comune.lanzotorinese.to.it/【Lanzo Torinese:くぐった門La Torre di AjmoneはXII世紀のもの】
http://www.caicvl.it/【Club Alpino Italiano - Intersezionale Canavese e Valli di Lanzo】
http://www.portaleviu.com/【Viu広報】
http://www.inalto.org/【Valli di Lanzo概要】


●Viuヴィウ・・


 「Viuヴィウ」と言う ちょっとお洒落な名前の町、遠くの丘の上に立派な教会がそびえ、その町の広場に入っていくと・・

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【v589/v596.jpg:Viuの大きな教会を見上げながら町に入っていく】

 広場の一角に、家の高さほどもある見たことも無いような大きなピノキオ像が立っています。もしかするとここがピノキオの作家に由来するような町なのか? と思ったのですが・・下に調べた限りでは、特に関連はなさそうです。この町のピノキオは、ポプラ材で6カ月かけて作られ、6.53mで4トン以上もあるギネスもの。2002年11月6日の「聖者マルティーノ祭」にあわせて完成しました。

 そしてその祭りが、横断幕が町に飾られている「Festa di San Martino」です。右にある建物は市役所。その右の像は大戦の慰霊碑と思われます。<⇒2014.6.9Viu再訪

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【v612.jpg:6m以上もある木製のピノキオが広場に】

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【v604.jpg:町の広場に出る】

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【v622.jpg:Festa di San Martino聖マルチン祭の横断幕と市役所。像は大戦慰霊碑であろう】

Carlo Lorenzini村

●ピノキオPinocchioの作者:カルロ・コッローディCarlo Collodi


ピノキオの本 カルロ・コッローディ ・ピノキオPinocchioの作者はカルロ・コッローディ(Carlo Collodi, 本名Carlo Lorenzini, 1826-1890)。19世紀イタリアを代表する児童文学作家。
・トスカーナ州フィレンツェ県Florence、カルロ・ロレンツィーニ村Carlo Lorenziniで生まれる。コッローディ村Collodiで小学校、本屋/イタリア独立のためのジャーナリスト/雑誌編集者/童話作家。フィレンツェで死亡。
http://www.kirjasto.sci.fi/【略歴】
Pinocchio【Wikipedia】

−−−

●Viu村のPinocchioピノキオ

・この6.53m、4トン以上もあるピノキオは、ポプラ材で6カ月かけて2002年11月6日の「聖者マルティーノ祭」に完成した。ギネス記録にも申請している。
http://digilander.libero.it/【Viuのピノキオ運搬・設置の説明と写真。祭り風景
http://www.ansa.it/notiziari/【Viuのピノキオのこと】
−−−

●Pinocchio関連のサイト

2010.6.14-16(W-Site):Vernanteヴェルナンテ:Pinocchio「ピノキオの冒険」壁画の街訪問
http://membres.lycos.fr/boghd/pinocchio.htmlVernante村のピノキオの壁画 by ATTILIO MUSSINO】
http://www.turismoweekend.com/【Vernante村のピノキオの壁画】
http://infoparchi.com/【Vernante村のMurales di Pinocchio壁画】
http://www.pinocchio.it/【Pinocchio Park in Collodi:Collodiにある公園】
http://www.limehouseartsfoundation.org/


●S.Giovanni -Colle サン・ジョバンニ峠(1116m)・・


 ヴィウの町を出て南に山越えの道に入ります。数kmのところで、S.Giovanni -Colle サン・ジョバンニ峠(1116m)という看板が見つかります。【●峠のDB
 まあこの程度の高さの峠は実は無限にあるのですが、標識が整備され地図にも書かれている峠はあまり無いのです。多分脇に見えた小さな教会のために、峠としての地名、そして道路標示が生き残っているのでしょう。

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【v632/v635.jpg:Colle S.Giovanni】

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【v634.jpg:周囲の山並】

●Colle del Lisリス峠(1311m)・・


 さらに10kmほどで、この付近で一番大きな峠、Colle del Lisリス峠(1311m)に到着です。【●峠のDB

 ところがこの峠にある表示は「Colle del Lys(1314m)」とありますね。高さの差はよくあることですが、名前のLisとLysの差は何でしょう? イタリア語とフランス語 でしょうか。

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【v637.jpg:Colle del Lys(1314m)、名前のLisとLysの差は?】

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【r0462.jpg:北に遠くGran-Paradiso山脈の雪山がくっきりと見える】
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【毎年行われる記念式典
www.ingiaveno.com/】

 峠には数百台も駐車できるような広場、Gran-Paradiso山脈の展望台という感です。そしてその中心に円柱の碑があり「Partigianoパルチザン」の文字が読めます。

 第二次大戦のドイツ占領下のイタリアと南東フランスとは、トリノとフランス・モダーンModane間の鉄道線路が輸送上重要だったため、ドイツ軍はこの一帯、いたるところに広がっていたのです。そしてこのリス峠付近でパルチザンによる解放のための戦い(レジスタンス)が頻繁に行われたのです。1944年7月2日に戦いが終わるまで、その戦死者は2024人にもなったのです。

 毎年その7月2日ころ、この峠の広場にはChisoneキゾーネSusaス−ザ、Lanzoランツォ、Sangone地域の人たちが集まり戦没者への記念イベントが行われるようで、最近の60周年記念は盛大なものだったようです。

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【r046/r047.jpg.jpg:Lysリス峠には第二次大戦のパルチザン慰霊碑が】




上:ピンクがトリノ県。
下:冬季オリンピック開催会場。●南部に会場が集中している。
 この先、南にSusaスーザに向かって下っていくのですが、今走ったCanaveseカナヴェーゼ、Lanzo Torineseランツォ・トリネーセ、Valli di Lanzoヴァリ・デ・ランツォ、Viuヴィウのエリアはどの小さな村にも興味深い建物や、遺産、イベントがあるようでした。是非またの機会にはゆっくり滞在しながらまわってみたい地域です。

 ただ、ちょっと気になったこと・・
トリノでは今、冬季オリンピックの開催中。その会場の分布を見てみると、この峠より南にだけ会場があるのです。交通の便や地理条件などもあるとは思いますが、なぜ北部にひとつも設備を持ってこなかったのか? 不思議ですね、同じトリノ県の中で。

 3年前に走った南部の観光地・その地の建物外観などは、かなりきれいになってきているように思えたのですが、一方、今走ってきた北部・山に近い村々はなぜか取り残されているようにも見えるのです。さらに北部の町・村のサイトには、戦後60年以上も経つ今、パルチザン・反ファシストなどのサイトが目立ったのです。このトリノ県の中での、南北エリアの差が気になります。

Colle del Lis(Lys)1311m 関係サイト

http://www.storia900bivc.it/【Lys峠周辺での第二次大戦時の戦闘】
http://www.colledellys.it/【Lys峠】
http://www.ingiaveno.com/【Lys峠でのレジスタンス記念イベント】
http://www.spintadalbass.org/【Lys峠で:TAV高速鉄道反対運動。パルチザン活動者による】
http://www.eyeless.org/【Lys峠:サイクリストの紀行】
http://www.peveradasnc.it/【Lys峠:MTBの紀行】
http://skyone.altervista.org/【Lys峠:バイクの紀行】
●イタリア・トリノ:2006年冬季オリンピック関係
−−広域−−
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<古い建物の町Susaスーザで・・ >

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