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La-Villaラ・ヴィッラ村:雨どいの先端の龍(?)
【d12.jpg:雨どいの先端にドラゴン龍(?)の彫刻がある】

La-Villa/Stern ラ・ヴィッラ/ステルン村
 ドロミテの山群に囲まれた盆地、スキーシーズンにはたくさんの観光客が。

 この日が3ヶ月半ぶりの、夏シーズン最初の宿の営業日。料理の味はまだ休暇中です。
ドロミテ:OdleオードレFanesファネス・エリア】  [北村 峠一].(Kitamura)      


 朝4時頃には目が覚めます。昨夜の雨は上がりましたが、空はまだどんよりと雲っています。でも多分晴れてきそうです。安心してまた寝ます。

 7時、朝食前に村の散策に出ます。昨日の不快感をすっきりさせるためにも、歩くことはいいことです。村の中心方向に向かったところに見える大きな教会を目指します。

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【007.jpg:早朝、ホテルから村の教会に散策に。右(南西)はCorvara方面、左(北)はSasso d.Crocek/Kreuzkofelの山】

Sasso d.Crocek/Kreuzkofelの山:航空写真 la-villa
【d05.jpg:Sasso d.Crocek/Kreuzkofelの山を拡大。上空からの写真では、頂上が大きな平坦なスロープが東に削られているのですが、こちらは見事な崖です。そして右手に縞模様】

 東に見える岩山、上空から見ると東に大きなカールの台地を持つSasso d.Crocek/Kreuzkofelの山。左端がCiavalチャバル山(2907m)でしょう。反対の西側の山は昨日見たセッラ山塊の東端でしょう。

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【d06/009.jpg:振り返って南西方向を見ると、右手のこぶの右はSassongher(2665m)でしょう】

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【d062.jpg:遠方の山を大きくしてみると、Corvaraのむこうセッラ山塊のZehnerなどの山塊のようです】【d10.jpg:Gran Ciasa館:1536年にFerdinand I世の許可で構築】

 教会はまだ時間が早く、扉は開きませんでしたが、第一次大戦の地元の死者を祀った碑と、バリケードで作られたキリスト像がその痛々しさを表しています。

 当時まだオーストリアだったこの地の人たちは、イタリア軍と戦って亡くなったのです。大戦後イタリアに併合されましたが、やはりこの歴史の痛みが「南チロル問題」などを長引かせた根源でしょう。

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【d08.jpg:第一次大戦の戦死者を弔う礼拝堂に、バリケードで作られたキリスト像があった】 【d09.jpg:Maria zu den Sternen教会(マリア教会):1516年建造の教区教会】

 昨夜の雨で濡れた牧草の中に咲く花をいくつか撮影します。

 撮るのはいいのですが、その後の花の名前を見つけるのは、素人には本当に大変です。それにイタリア語やフランス語の図鑑なので、見つけた後に日本の図鑑・辞書などで科や、類似の日本の花も見つけなければ。一番の心配は、結果が正しいかがはっきりしないので。(間違っていたら指摘してください)【●花の図鑑へ】【●近隣の峠DB

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【r13.jpg:伊:Cariofillata dei rivi/英名:Water Avens/和名:風鈴ダイコンソウ、Geum rivale(Rosaceae)バラ科】 【b03.jpg:仏名:Campanule barbue(Campanulacees)、キキョウ科カンパヌラ属】  【b07.jpg:伊名:Salvia minore(Labiatae)シソ科サルビア属 】  【r04.jpg:仏名:Sainfoin de montagne(Papilionacees)マメ科オノブリキス属】

 このラ・ヴィッラで泊まったHotel Dolomitiは、創業が1904年。今年がちょうど100年という記念の年だ、と貰ったパンフレットに書かれています。今思い出すと、確かにレストランや廊下などのあちこちにそんな飾りががあり、Webサイトもかなりこった作りになっています。

 家族全員で宿を切り盛りし、僕たちを歓迎してもらったのですが、残念なことはこの日がシーズン初日。3月上旬に冬シーズンの宿を閉め、3ヶ月半の休養の後です。夕食の料理に使った油は酸化していたのではないでしょうか。スパゲティ、クヌーデル(肉団子)、ステーキなど量は多いのですが油っぽくて、1/3ほどしか食べたれませんでした。まあ、体調不良での食事ですから味覚もおかしかったのでしょう。お腹のすいた朝のパン・ハムなどは、その分おいしく食べられたのですから、よしとしましょう。【●ドロミテ・エリアで利用した宿紹介

ドロミテ中心域の峠
【ドロミテ中心域の峠。オレンジ色は州・県の境。赤がドロミティ街道(48号線)】
●<この付近のWeb-Site>

 ○http://www.hotel-dolomiti.com/ 【Hotel Dolomiti(3*):Familie Pescollderungg:Str. Funtanacia 55・・泊まった宿:創業100年。夏=6/12-10/3(50〜80eur:8月中旬がピーク料金)、冬=12/5-3/5(63〜94eur:年末始がピーク料金)】

 ○http://www.altabadiaski.com/lavilla/sc_uk_01.htm【La Villaスキーリゾート・ガイド・学校70年の歴史】

 ○http://www.altabadia.org/【Altabadiaの観光ガイドは充実している】

 ○http://www.altabadia.it/【Hotelなどの観光ガイド。村の館、教会内部の紹介もある

 ○http://www.hotel.bz.it/heidi/stern2.htm【La Villa/Sternの地図】
 ○http://www.dolomitisuperski.com/altabadia/【Dolomiti Superski】

 ○http://www.dolomititour.com/badia/【Val-Badia】



<Corvaraコルヴァラ、Campolongoカンポロンゴ峠を経て、Bellunoベッルーノへ向かいます・・・>
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