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シトロエン2CV

Lanslevillardランスルヴィラール村
 ・・・スニ渓谷の二つの大きな峠の分岐点

 アルプス最標高のイズラン峠は、クラシックカー同好者が集まるところ。この宿はそんな若者の立ち寄り地になっています。新婚の若奥さん・・・まだ初々しいぎこちない動きは、マダムにとってちょっぴり不満?


 モン・スニの峠から、スニ渓谷に下る道は、他ではあまり出会わないような、長い直線とゆっくりしたカーブが一定間隔に現れる峠道。まるでスキーゲレンデの初級者ルートのようです。

 ナポレオン街道として整備され、駅馬車、世界最初(?)の登山鉄道が敷設されたからなのか、本当に見事に整備された道です。そして村に入るところの看板[Station-De-Val-Cenis]という名は、昔の駅馬車・鉄道の停車場の名残なのでしょうか?


【2c4.jpg:モン・スニ峠から村に入る。Station-De-Val-Cenisは、昔の停車場名のなごり?】


【2c8.jpg:Dent-Parrachee(3697m)を谷の西に、北はVanoiseの山の麓。各種の緑色を感じる村です。】

 宿[Hotel-Nanook]は南側の山を一望できる場所。午後は主に東がはっきりと、午前中は西の山並が鮮やかに見えるのです。特に山の朝焼け(モルゲン・ロート)のすばらしい観察は、この宿に泊まるからこそできることです。
 まず右(西)のDent-Parrachee(3697m)山とその氷河が輝き、続いてモン・スニに登る峠道の右のGrd.Coin(2796m)山などが光だし、さらにI'Quillon-Des-Arcellions(2665m)の頂上に光が届き始めます。そしてPnte-De-Ronce(3612m)とArcelle-Neuse氷河は逆光ですが少しづつ明るくなりはじめます。谷の左(東)は、ベッサン村やイズラン峠の方面。峠への車が徐々に増えだすのです。
東西に伸びる谷での一日。こんなにも色の変化がはっきりと見えて、山を見ているだけでも、飽きない山のリゾート地・・・推薦です。


【127.jpg:午後のシーン=東の山がくっきり見える。左(東)=イズラン峠・ベッサン村方面、Pont-De-Charbonnel(3752m)、Pnte-De-Ronce(3612m)とArcelle-Neuse氷河、I'Quillon-Des-Arcellions(2665m)、低いところがモン・スニ峠への道。西の山は逆光に。】


【137.jpg:朝焼け=モルゲン・ロートが、右の山から徐々に左の山に移っていく。モン・スニ峠への道の右=Grd.Coin(2796m)など、右端=Dent-Parrachee(3697m)】

 山歩きの疲れとワインで早寝・熟睡し、朝になります。妻が、
「昨夜クラシックな車が、この前の駐車場に一杯だったよ」と教えてくれました。が、残念なことにすでに駐車場は空。朝食時、宿のマダムにそのことを話します。と、
「昨夜、隣村の若者の結婚祝で、10台以上の車仲間がこの宿で祝賀会をした。ちょうど今、コーヒーを飲んでいる人がそのご主人。友達も来たところ。」と教えてくれます。早速若者達に車の写真を撮らせてと話すとOKに。『シトロエンの2CV』の同好の3台が駐車してあります。その真中の車、新婚のデコレーションが飾ってありますね。

 ・・・この車、Webサイトを見ていたら「そのスタイリングから[みにくいアヒルの子]と愛称される」とのことでしたが、こんな車がイズランの峠を、列をなして走ったら・・・見ていても楽しいでしょうね。


【163.jpg:クラシックな車が3台、宿の前に停車しています。その真中の車にはかざりが】


【149.jpg:シトロエン 2CV ・・・ナンバーの「73」はこの付近Savoieサヴォワの番号】


【174.jpg:朝日にあたるシトロエンと、Dent-Parracheeの山々】

<2CV関係:参考URL>

 ○Citroen-Links(Model-Homepages)
 ☆・CITOEN2CVのお話【2CVの基礎知識、歴史、兄弟たちなど】
 ☆シトロエン社2CVの歴史。ミシュラン社、設計条件、プロトタイプなど


●Lanslevillardランスルヴィラール村のhotel・・Chalet-Hotel-Nanook:☆☆のこと。
 (・・・最近文章が出ない。悩んでいます・・・で、箇条書きします。)

・モン・スニ峠を下ったところをベースキャンプにし、周囲の山や村を回ろうとしてこの村を選ぶ。
・ロッジ・ド・フランスのVal-Cenisにこの宿[le-GrandSignal]があって(2002.6)、部屋を見せてもらい決める。
・マダムは40歳台、英語を話し、フランク。僕らの旅をうらやましがっていた。
・クレジットカードが使えないということで、変だなーと思って、最後に領収書を見たら、[Hotel-Nanook]という名前に訂正してある。Logis-De-Franceから外れたのでは?。
・最近のURLを調べたら、http://www.hotelnanook.com/に宿の案内が出ている。
・当時、2人部屋で42eur/日、朝食6eur/人、税2%、2泊。現在も夏料金は同程度。
・シェフは息子らしい。まだ若い。
・山歩きの後、ベッサンの村でのどがカラカラに渇いて・・・ビールを飲みたくて・・・宿に帰ってきて、マダムを探すがいない。
・テラスの隅のほうに、単行本を読んでいる若い可愛い娘がいる。
・その娘が、奥にマダムを呼びにいって・・・マダムもなかなか出てこない・・・
・次のお客さんが来て、また奥にマダムを呼びに行き・・・親戚の娘が店の番をしているのか?と思う。
・やっとビールが出てきて・・・ほっとして・・・いろいろ観察していると・・・
・息子のシェフが(多分夕食の準備が済んで)、その娘さんと手を取り合って車でお出かけ。・・・あ、婚約者かな?と気づく。
・翌朝食時、彼女がウェイトレスの初々しい姿で現れ、注文(コーヒー/紅茶)を聞きに来るが、すでに段取りの良いマダムが聞いてしまっていて・・・マダムのほうも、どうもマが悪そうだった。
・6月は結婚シーズン。まさに1−2日前に式を挙げたカップルなのか?
・たぶん地元からではなく、都会のほうから来た娘さん?
・どこの宿も、お客さんに接し、やりくりしているのはマダム。その後継者を育成するのは大変だろうなーと感じる。
・マダムが何歳になっても、嫁はそれを超えられない。ラルシュの村の宿でも・・・
・嫁・姑の関係は日本ばかりでなく、世界のどこでも、時間と根気が必要なんだなーと身近に感じる。
・機会があれば、また遊びに来たい宿である。

 
【181.jpg:Hotel-Nanook】 【hotel.jpg:マダム】


<付近のWebサイトなど>
モンスニ峠付近のホテル検索
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<アルク渓谷を下り、Bramansの村から、このクラピエ峠へむかうAmbin渓谷にちょっと立ち寄ってみます。古い修道院があるはずです・・・・・>
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