ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る 峠indexへ戻る

[峠マルチIndex]/[1位]/ [10]/ [20]/ [30]/ [40]/ [50]/ [60]/ [70]/ [80]/ [90位]/ [1000m未満]/ [歴史/登山峠]/[トンネル]/ [解説]/[アルプスと歴史]/ [街道]/ [鉄道]/
[LINK/FAQ/情報提供]/ [フランス]/

Via Claudia Augustaヴィア・クラウディア・アウグスタ街道
:(イタリア-オーストリア-ドイツ:古代ローマの道)

(cf:Via Iulia Augustaヴィア・イウリア・アウグスタ街道)

より大きな地図で Via Claudia Augusta を表示

●建設の歴史


・紀元前15年、ローマの将軍Nero Claudius Drusus大ドルススは、彼の継父(初代皇帝Augustusアウグストゥス)から、軍事目的のためアルプスの北のRaetiaラエティア属州と、南のNoricumノリクム属州をつなぎ、管理を高めるための道路建設を命じられた。
・60年後の紀元46-47年、Drususドルススの息子のEmperor Claudius第4代皇帝クラウディウスが、けもの道を、軍事に必要な重い荷車が通行できる道路として完成させた。

●ルート概要


・Donauworth
  ・・ドナウ川
Augsburgアウグスブルク
  ・・アウグストゥス皇帝によってレヒ川とヴェアタッハ川の間に作られた街
・Fussenフュッセン
  ・・レヒ川沿いにあり、Hopfen湖や、Weisensee湖に囲まれている。
・Reuteロイッテ
・Lermooseレルモース
・▲Fernpassフェルン峠(1210m)
・Imstイムスト
・Landeckランデック
・▲Norbertshoheノルベルツヘーエ峠(1407m)
・▲Reschenpassレッシェン峠(1508m)
・Bolzanoボルツァーノ
・Trentoトレント

・Trentoの南は、2ルートがある。
<ルート1>
・Veronaヴェローナ
・Hostigliaホスティグリア(現在のポー川岸のOstigliaオスティグリア)
  ・・古代の渡し舟の船着場〜ポー川〜地中海

<ルート2>
・Pergine(Calceranica湖)
・Fonzaso
・Feltreフェルトレ
・Busche
・Trevisoトレヴィーゾ
・Altinoアルティヌム
  ・・ベニス近郊のアドリア海の街


・街道の長さ=560 km

古代ローマの道

●解説(☆「ドイツの観光街道」より)


 約2千年前に古代ローマ人が作った唯一のアルプスを越える帝国道路、ヴィア・クラウディア・アウグスタ街道はベニス近郊のアドリア海の街アルティヌムからレッシェン峠とフェルン峠を越えドナウ川まで続いています。正確には古代の渡し舟の船着場ホスティグリアHostiglia(現在のポー川岸のオスティグリア)が出発点でした。560kmにわたる昔の軍事的補給路は何百年間も古代ローマの本国と豊かな北方の属州を繋いでいました。

 この街道は、古代ローマの道路造りのマイスターがどのように自然を従わせて道路を造ったかを、とても印象的に示しています。古代ローマの水道橋も同様です。山も川も障害物ではないというほど、あらゆる障害物を乗り越え造られています。

 軍事作戦をすばやく遂行し、古代ローマの軍団を速く移動させるために、よく広く拡張された道路網と、地盤のしっかりした道路が造られました。また道路の地盤は、鋲が打たれた兵士の靴や車を引く牛馬、鉄を打ちつけた重い荷車のためにも必要でした。固く造られた道路と高度に発達した車が交通に大革命をもたらしました。それだけではなく、古代ローマ人は言語や文字、国家組織、宗教、法律、カレンダー、硬貨、そのほか多くの文明の産物をアルプスを越え、もたらしました。

  この歴史的な生命線を証明するものや遺跡が、いたる所に残され、今日の道路の中にもしばしば見かけることができます。しかしまた、この“古代ローマの帝国街道”では、地域や時代、人間や文化の特性の多彩さを体験できます。サイクリングや、ハイキング、または車でどうぞ。自転車でも、徒歩でも、自動車でも、または専門のガイドつきのバス旅行でも、ヴィア・クラウディア・アウグスタ街道に沿って、古代ローマの足跡をたどるのはいつでも楽しいことです。

 道を南に向かいながらこのルートの歴史を知ることもまた楽しいことです。道全体、橋、里程石など・・・何度も繰り返し、この道が2千年の間に残してきた物や、この道の上、あるいは道沿いで繰り広げられてきた人生の余韻にぶち当たります。ヴィア・クラウディア・アウグスタ街道沿いの発掘場所や展示場、文化財的建造物が過去の時代の歴史を証明しています。

 絵のように美しい文化的景観、美味しい郷土料理や風習、特別なフレンドリーさを、文化的な遺産として至近距離で経験できます。いたる所で、歴史と多彩な地方の文化が良く保存され現在も積極的に継承されています。ここで、街と村、農民と市民、また貴族と芸術家がお互いに出会います。今日かつての重要な交易と旅のルートが、地方、時代、人間、文化を、いろいろな形でネックレスのように繋いでいるのです。

  レヒ川沿いの平野や緩やかなバイエルン地方の丘のある地方、野性的でロマンチックなアルプスなどの風景から、地中海のアドリア地域までのさまざまな風景があります:2つの言語、何百もの方言、食事や飲み物の文化、何百もの文化記念物、そして一つの共通の歴史。歴史的な足跡の上でキャンプするのは特別な楽しみです。

  古代ローマ時代のように、今日もヴィア・クラウディア・アウグスタ街道沿いに、キャンピング場が適度の間隔でいくつもあります。どれも見劣りがしないほど素敵なキャンピング場です。“ヴィア・クラウディア・アウグスタ街道”を自分の足を使って制覇してみるのは、2千年前も今も、体力の要ることです。でもこの歴史のあるルートをじっくり究明するのは、とてもやりがいのあることでもあります。

「ドイツの観光街道」より


<関連URL>

 ☆
http://www.visit-germany.jp/【ドイツ:観光街道】
 ○http://www.viaclaudia.org/【Via Claudia Augusta】
 ○http://en.wikipedia.org/【wiki:Via_Claudia_Augusta】

参考資料:
 本『Hikeline Wanderfuehrer Via Claudia Augusta 』(Esterbauer Gmbh )
 本『Via Claudia Augusta (地図)』 ( Kompass Karten Gmbh )



ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る 峠indexへ戻る

[峠マルチIndex]/[1位]/ [10]/ [20]/ [30]/ [40]/ [50]/ [60]/ [70]/ [80]/ [90位]/ [1000m未満]/ [歴史/登山峠]/[トンネル]/ [解説]/[アルプスと歴史]/ [街道]/ [鉄道]/
[LINK/FAQ/情報提供]/ [フランス]/

ヨーロッパアルプスのハイキング地図
【ヨーロッパ・アルプスのハイキング地図】
  【国別地図】  【日本語ガイド本】
AXcount