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Capo di Ponte
【d31.jpg:Capo di Ponteカーポ・ディ・ポンテ:世界遺産の地】

Brenoブレーノ〜Capo di Ponteカーポ・ディ・ポンテ[Val Camonicaヴァル・カモニカの岩絵群・世界遺産]

紀元前4000年から初期キリスト教までのあいだ、彼らは岩に絵を刻んだ。ということはこれは宗教画?

ロンバルディア州ブレシア県】   [北村 峠一].(Kitamura)      


 ゴレット・ディ・カディ−ノ峠からクローチェ・ドミニ峠まで戻り、西に345号線を下ります。

 眼下に見え出すVal-Camonicaカモニカ渓谷は、比較的ゆったりした谷。対岸のあちこちに岩肌が見えていますから、ここもAdamelloアダメッロや、Stelvioステルヴィオ山系からのOglioオグリオ川、その氷河で削られた谷なのでしょう。(アデジェ川のU字谷・参照)

breno
【d18.jpg:カモニカ渓谷にむかって下ると、Brenoブレーノの町が見える】

 Brenoブレーノの町が見え出すころ、対岸に中世の大きな城が現れます。先史時代からあった居住の跡地に、12世紀頃から築かれたものだといいますから、この谷の重要性は大きかったのでしょう。


【(下中)Passo Croce Domini〜Breno〜Capo di Ponte〜Edolo〜(上右)Ponte di Legno】
breno
【d17.jpg:谷の対岸に中世の城が見える】

breno
【d19.jpg:Breno市内通過時に見たVilla Gheza:イスラム(アラビア)様式の建築】

 Brenoブレーノの町は素通りしますが、町の一角に見えたVilla Gheza:イスラム(アラビア)様式の建築は立派なものでした。またS.Antonio聖アントノオに関する「Parrocchiale di S.Antonio教区教会」や「Piazza S.Antonio広場」などが市内にはあり、パドヴァの聖人「サンタントニオ・ディ・パドヴァSt. Anthony of Padua(1195-1231)」から名前を取ったものでしょうが、イタリアに広く愛された聖人なのが分かります。【●アルプスの聖人も参照】



 このVal Camonicaカモニカ渓谷を北上する途中に、世界遺産の「ヴァルカモニカの岩絵群」があるとガイドブックにありました。道路標識には全然案内が出てこないので、感を働かせてちょっと左折、丘の上まで登ってみたのですが、どうやら南に隣接したOno San Pietro村に迷い込んだようです。谷を隔てて見える左遠方の谷が、世界遺産があるあたりでしょうか。

Capo di Ponte
【d21.jpg:Capo di Ponteに行こうとして、南のOno San Pietroに迷い込む。左遠方の谷が世界遺産があるParco-Naz.Inc-Rupestri/Paspardo付近だろう】

Capo di Ponte
【世界遺産「ヴァルカモニカの岩絵群」の案内図:クリックで拡大

パンフより
【パンフより】
●参考資料:
 1979年、ヴァルカモニカの岩絵群 Rock Drawings in Valcamonica、文化遺産 として、世界遺産に登録された。前年の3遺産に次ぐもので、極めて早期の登録である。
世界遺産は1972年の「世界遺産条約」に基づき登録されたもので、ヨーロッパでは
1978年:●ドイツ:アーヘン大聖堂。●ポーランド:クラクフ歴史地区、ヴィエリチカ塩坑
1979年:他に、●クロアチア:ドゥブロヴニク旧市街、ディオクレティアヌス宮殿があるスプリトの歴史的建造物群、プリトヴィチェ湖群国立公園。●セルビア・モンテネグロ: スタリ・ラスとソポチャニ、コトルの自然・文化=歴史地域。●ノルウェー:ウルネスのスターヴ教会。●フランス:モン=サン=ミシェルとその湾、シャルトル大聖堂、ヴェルサイユ宮殿と庭園、ヴェズレーの教会と丘、ヴェゼール渓谷の装飾洞窟群。●ブルガリア:ボヤナ教会、マダラの騎士、カザンラクのトラキア人墓地。●ベラルーシ/ポーランド:ベラヴェシュスカヤ・プーシャ/ビャウォヴィエジャ森林。●ポーランド:アウシュヴィッツ強制収容所。●マケドニア・旧ユーゴスラビア:オフリド地域の文化的・歴史的景観とその自然環境。でそれぞれ有名である。
ちなみに日本は、1993年:法隆寺地域の仏教建造物群、姫路城、白神山地、屋久島。が最初である。

●Capo di Ponte世界遺産関連資料-1(場所・・電話など)  -2(岩絵群分布図)
●Val-Camonicaのパンフレット-1(渓谷の歴史的遺産の所在)  -2(Capo di Ponteに関するページ)

 ⇒★ヨーロッパ アルプスと歴史
 やっとCapo di Ponteカーポ・ディ・ポンテ(橋の先端の意味)の村に着き、世界遺産の案内表示を見つけ、インフォメーションに行きますが昼休み。ガソリン給油(37.8L=36Eur≒\5000)や村を少し走り回り時間をつぶします。

 観光案内所で貰った地図と説明では、周辺に約30,000(他の資料では30万以上)の岩絵が氷河で削られた滑らかな岩壁に刻まれている。時代的には紀元前4000年頃(他の資料では1万2千年ほど前)から描かれ初代キリスト教の時代まで、少なくとも4000年(他の資料では1万年以上)は続けられたのだそうです。

 でも岩絵はかなり広い場所に分散。東にある国立ナクアーネ岩壁(岩石)彫刻公園[Naquane National Park/Parco nazionale delle Incisioni rupestri di Naquane]にはたくさんの岩場があるとのことでした。ただ短時間で見られる内容ではなさそうです。
【●ヨーロッパアルプス・その周辺の世界遺産も参照してください】

 さて、どうする? 今日この先、ガビア峠を越えるならゆっくり出来ないし・・・結局近いところの岩壁彫刻だけを見て、先を急ぐことにします。

Capo di Ponte
【d25.jpg:敷地の中に立つPieve di San Siro教会】

Capo di Ponte
【d22.jpg:岩壁の彫刻はあまり識別できない。世界遺産のシンボルマークや、居住した岩の洞窟などは分かるのだが】

Capo di Ponte
【d32.jpg:岩壁彫刻の脇にあった墓地。あの彫刻も、もしかすると故人への祈りの絵では?】

パンフより
【パンフより】
 これらの岩への彫刻は、ローマ帝国の侵略後、さらに初代キリスト教後に消滅したことなどを考えると、この岩への絵は故人を讃えるためだったのかもしれません。いつの世も、自分の愛する人のこと、立派な業績をいつまでも後世に伝えたい、そんなことが滑らかな岩面への彫刻に残されたのではと考えることも出来ます。

 そんな宗教画としてこの彫刻を見ると、紀元前4000年以上前からの偉大な過去の人物が浮かび上がってきますね。

 ところで、ここの世界遺産、アルプスエリアとその周辺のどの登録よりも早いはずなのですが、ほとんど知られていないのはなぜでしょう?。交通の便、アピール性、岩に描かれた絵は各地にたくさんあり、観光性に乏しいなどからでしょう。【●ヨーロッパアルプス・その周辺の世界遺産も参照してください】

Capo di Ponte
【d23.jpg:Capo di Ponteの高台から見る南の谷。そびえる山はCimoned.Bagozza(2549m)だろう、あの山の西にPso.d.Vivione(1828m)があるはず】

<Breno付近のWeb-Site>

 ○http://www.brescia.lombardiainrete.it/camonicamedia.asp【Val-Camonica・・S.Antonio教会など】
 ○http://www.comune.breno.bs.it/【Brenoガイド】
 ○http://www.comune.breno.bs.it/conoscere/storiarte/storiarte.htm【Brenoの歴史など 】
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<Capo di Ponte付近のWeb-Site>

 ☆ヴァルカモニカの岩絵群【YUKIKOさん:世界遺産紹介でCetoの岩絵群を訪問】
 ○http://www.users.globalnet.co.uk/~fhs/capo%20di%20ponte.htm#capotop【Capo di Ponteの多数の石に描かれた絵の写真】
 ○http://www.floria-publications.com/italy/【Prehistoric Art : Italian Cultivation of the Arts is Prehistoricイタリア有史以前の芸術】
 ○http://www.symmetrix.ch/Public/graph/pgall.html【Naquane National Park:EuRA - Rock Art in the Alps】
 ○http://rupestre.net/tracce/naqr.html【Naquane National Park:A New Rock from Naquane 】
 ○http://net.onion.it/adamello/html/inc_rupe.html【世界遺産の話】
 ○http://www.proloco.capo-di-ponte.bs.it/【Pro Loco】

 本:『石器時代の人々〈上〉』朝倉書店

<さて今日はPonte di Legnoポンテ・ディ・レーニョ泊まりにするか、思い切ってガビア峠を越えるか?・・・>
<以上で「ガルダ湖西編」完了です。引き続き、「ガビア/リビーニョ編」に移ります>

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