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Valpreveyre
【d178.jpg:ブーシェBouchet渓谷と美しい花たち:野生チューリップとカルダミネ・ペンタフィロス】

Bouchetブーシェ渓谷Valpreveyreヴァルプレヴェィル

ハンニバルはマロール峠を進んだか・・【●渓谷先端DB

フランス:05オートアルプ県】[北村 峠一].(Kitamura)      


●ハンニバル候補の、Col de Malaureマロール峠(2522m)を見ようと、Bouchetブーシェ渓谷へ・・


  翌6/17(日曜)、ボッビオ・ペッリチェBobbio-Pelliceのところでも書いたのですが、ハンニバルの候補峠にもなっている「Malaure -Col de Malaureマロール峠(2522m)」が遠望できるかも知れないと、Bouchetブーシェ渓谷の車道の先端、Valpreveyreヴァルプレヴェィルまで車を走らせます。

 ハンニバルの軍が、Abrisアブリエス付近からほぼ東に進んで行ったとしたら・・天文を観察する技術は十分あったわけですから・・トラヴェルセッテ峠方面に南下せずに<ローマのある真東に進路を取る>可能性は大いに有り得るのです。

 駐車したValpreveyreヴァルプレヴェィルには、人影も見えないのに教会。きっとかつてはかなりの人が住んでいた場所なのでしょう。


【アブリエスから右上にBouchetブーシェ渓谷を進み、Col Malaureマロール峠(2522m)を越え、Villanova経由でボッビオに抜ける】
Valpreveyre
【d130.jpg:行き先:Bric-Bouchetブリック・ブーシェ山(2997m)/Col.Valpreveyreヴァルプレヴェイール峠(2737m)/Ref.Lago Verdeヴェルデ湖山小屋/Col Malaureマロール峠(2522m)/Col Bouchetブーシェ峠(2626m)】

Valpreveyre
【v476.jpg:ヴァルプレヴェイールの360度:西方向】

Valpreveyre
【v482.jpg:ヴァルプレヴェイール:東方向。正面トンガリがBric-Bouchetブリック・ブーシェ山(2997m)】

 大きな岩がごろごろし、大雨になるときっと荒れると思われるBouchetブーシェ渓谷を東に遡り、マロール峠を目指します。でも右手の山の張り出しが邪魔し、なかなか峠の鞍部らしいところまでは見渡せません。

マロール峠
 【ハンニバルがマロール峠を越えたとすると、上の赤いルート(トレッキングルートだが、イタリア側はかなりの難易度らしい)を進んだと思われます。しかしこの峠のイタリア側はかなりの急斜面、トラヴェルセッテ峠の傾斜にも匹敵する場所でしょう。もし、このルートを初冬の悪天候の中、無理をして通過したと仮定し、多くの兵や騎馬の被害があったとしたら・・・
 それを知った後続の象や食料などの大量の荷役は、推測するに・・偵察隊を出し・・下のUrine峠のルート(安易なコースで、現在GR58Bのトレッキングのメインルートになっている)を取るだろう思うのです】
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【h825.jpg:Bouchetブーシェ渓谷の東の山並み。最高峰がBric-Bouchetブリック・ブーシェ山(2997m)、右に隠れた先にCol Malaureマロール峠(2522m)がある】

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【h832.jpg:Bric-Bouchet山(2997m)、右下がBouchet峠(2626m)】

Valpreveyre
【h829.jpg:左隅にBouchet峠(2626m)、右に2600mクラスの峰が続き、さらに右にMalaure峠(2536m)があるはずだが、前山に隠れて見えない】

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●Col de Malaureマロール峠(2522m)を越えるルートをシュミレーションすると・・


 この先、峠を見渡せる場所まではかなりの距離がありそうなので、「Googleマップ」で推測してみます。イタリア国境へのルートはそれほど大変な地形ではありません。そして峠からイタリア側のポー平原への展望もかなり開け、トラヴェルセッテ峠に遜色はなさそうです。この国境峠を下ってボッビオ村に到達するルートも大きな可能性があります。


【Googleマップ:左:左のトンガリがBric-Bouchetブリック・ブーシェ山(2997m)。右:さらに進むと右手に峠が見えてきます】


【Googleマップ:左:峠の直前は少し開けた地形。ここで群が集結することも出来そうです。右:峠に到達すると前方が開けてきます】


【Googleマップ:左:これがマロール峠(2536m)からのポー平野の眺めです。右にトラヴェルセッテ峠(2947m)からの眺めを比較しますが、マロール峠から見るポーの平原のほうが条件が良いように思われます】

 少しヴァルプレヴェィル方向に戻った後、南のGR58の登山道に沿ってUrine峠(2525m)方向に登って見ます。そこから見えるTete du Pelvas(2929m)。この左にUrine峠(2525m)があるのです。

 ハンニバルがマロール峠を越えたとすると、前に示した地図の、上の赤いルート(トレッキングルートだが、イタリア側はかなりの難易度らしい)を進んだと思われます。しかしこの峠のイタリア側はかなりの急斜面、トラヴェルセッテ峠の傾斜にも匹敵する場所でしょう。もし、このルートを初冬の悪天候の中、無理をして通過したと仮定し、多くの兵や騎馬の被害があったとしたら・・・

 それを知った後続の象や食料などの大量の荷役は、推測するに・・偵察隊を出し、別ルートを探し・・図の下のUrine峠のルート(安易なコースで、現在GR58Bのトレッキングのメインルートになっている)を取るだろう思うのです。象が峠を越え群に集合したのは2日後のことだったので、この安全ルート通過は大いに考えられると思いませんか。

Valpreveyre Valpreveyre
【h854.jpg:Bric-Bouchet山(2997m)】 【h856.jpg:Tete du Pelvas(2929m):この左にUrine峠(2525m)がある】

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●Urineウリーヌ峠(2525m)方面の花の散策道・・


 前日、アブリエスの観光案内所(インフォメーション)のお姉さんは、この付近には花が豊富だと教えてくれました。その山道に入ってみます。このルートはUrine峠(2525m)を通過して、ボッビオ・ペッリチェBobbio-Pelliceへ向かうGR58Bの容易なルート。きっとフランス(ドフィーネ)とイタリア(サヴォイア)間の歴史的な交易ルートとしても使われてきたように思えます。
Valpreveyre Valpreveyre
【d148.jpg:左Valpreveyreヴァルプレヴェイール/右Gilly峠(2366m)/Urine峠(2525m)】 【d162.jpg:ヴァルプレヴェイールの花畑】

 その花の種類の多さ、豊かさ、美しさは・・実に素晴らしいものです。【●花の図鑑へ

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【d133.jpg:白系:左から:3枚:Anemone narcissifloraアネモネ・ナルキシフロラ(キンポウゲ科)ハクサンイチゲと花の後、Ornithogalum umbellatumオルニソガルム・ウンベラツム(ユリ科)オオアマナ、Aquilegia atrataアクイレジア・アトラータ(キンポウゲ科オダマキ属)、Valeriana montanaヴァレリアナ・モンタナ(オミナエシ科)、Laserpitium halleriラセルピチウム・ハレリ ?(セリ科)】

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【d149.jpg:赤系左から:Geranium sylvaticumゲラニウム・シルヴァティクム(フウロソウ科)、Geranium sanguineumゲラニウム・サングイネウム (フウロソウ科)、Cardamine pentaphyllos カルダミネ・ペンタフィロス (アブラナ科)2枚、Rhododendron hirsutumロードデンドロン・ヒルスツム/アルペンローゼ(ツツジ科)、Onobrychis montanaオノブリキス・モンタナ (マメ科)、Ajuga pyramidalisアユガ・ピラミダリス(シソ科キランソウ属)】

Valpreveyre
【d167.jpg:青系左から:Gentiana vernaゲンティアナ・ヴェルナ(リンドウ科)3枚、Viola calcarataヴィオラ・カルカラタ(スミレ科)、Linum alpinumリヌム・アルピヌム(アマ科)2枚】

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【h841.jpg:青系左から:Clematis alpinaクレマティス・アルピナ(キンポウゲ科)2枚、?(ヒメハギ科)2枚、Trifolium alpinumトリフォリウム・アルピヌム(マメ科)、Centaurea Montanaケンタウレア・モンタナ(キク科ヤグルマギク属)】

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【h818.jpg:黄色系左から:Tulipa australisチュリパ・アウストラリス(ユリ科)野生チューリップ2枚、Caltha palustris カルタ・パルストゥリス(キンポウゲ科)、Trollius europaeusトロリウス・エウロパエウス/バターカップ(キンポウゲ科)】

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【h836.jpg:黄色系左から:Huguerinia tanacetifolia フグエリニア・タナケティフォリア(アブラナ科)、Erysimum burnatiiエリシムム・ブルナティイ (アブラナ科)、(キク科フキタンポポ属)、Euphorbia virgataユウフォルビア・ヴィルガータ(トウダイグサ科トウダイグサ属)】

Valpreveyre
【v551.jpg:北に見えるBric-Froid(3302m)付近の山もイタリア国境・・】

●の関連サイト


http://www.skipass.com/【Le Bric Bouchet 2998mへの登山ビデオ】
http://www.summitpost.org/【Queyras GROUPSの山の写真】
http://alpy.webz.cz/【Col Urine(2525m)などのトレッキング写真】

<関連書籍・地図>

地図1/100,000:
Ign 54 Top 100 Grenoble/Gap
地図1/25,000:
Ign Top 25 3637ot Mont Viso
Michelin the Green Guide French Alps
Walking Easy in the Italian and French Alps
ローヌ河歴史紀行―アルプスから地中海へ
ヨーロッパ・アルプスエリア
地図Index
ハイキング・トレッキング・ドライブ


<前回、花がきれいだったヴィーゾ小展望台Petit Belvedere du Visoにも・・・>
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