2009年のアルプスの花たち（-５：緑・他色系）

緑色系・他の色の花は・・・さて何で分類すべきなのか・・
今年もたくさん教えていただき、総計76種増えて404種にもなりました・・

　[北村峠一].(Kitamura)

　最後に残った緑色系と、色分類できない花＝その他＝の写真を今回整理しましたが・・そもそも緑色って・・花の色としてはあまり多く無いですよね。今までどんな区分をしていたのでしょう？？

　あらためて「緑色」を見直して見ると・・まだツボミなので薄緑だったり、薄い黄色だったり、花が小さすぎて周りの色が目だっていた場合など・・

　そんな風に考えると、「その他の色」ってなんだろう・・結局花弁の色を指しているより、がくや茎や実などの外観の色が分類でき無いもののばかり。

　そこで苦しまぎれに「緑色系(花/外観)」「他の色(花/外観)」と分類名を変更しました。いやー！！　雑　ですね。

　そんな事も含めて落ち込んでいたとき、毎年花の名前を教えていただいているTakagiさんから、今年も嬉しい事にたくさんの花の名を掲示板で教えていただきました。
「写真が増えて、過去の写真の花と同一種か類似種かの判断はますます難しく、ご苦労なさっていますね」・・
　と、まさに今の悩みを把握されておられて、本当に救いの神のような方です。

＜Takagiさんは、　「みんなでつくる：世界の山と高山植物、山野草のアルバム」　の世界の高山植物アルバムなどを作っておられます＞

　おかげさまで・・緑色は8種増えて24種、他の色も8種増えて35種。　　総計は昨年同時期の328種から76種増えて・・404種にもなりました。

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　今回追加した中から２つほど・・

　こんな変わった花と実が付いている街路樹をオーストリアのドンビンで見ました。へら形をした「苞(ほう)」という部分の途中から、枝分かれした花がついていました。これは「セイヨウボダイジュ(西洋菩提樹)」で、あのシューベルトの歌曲『菩提樹』に出てくるリンデンバウムの木なのですね。シナノキ科にはこんな形の花・実のつき方があるんですね。

　ところで、花図鑑と言いながら・・樹木まで載せるの?　それも市街地の街路樹まで？？　　そんなアバウトなところが、私の図鑑の特徴ですので・・ガマンしてください。

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　これはなんでしょうか？？　ネギ坊主の細長いものが、チャイブのような細さの軸の上に乗っています。
ユリ科ネギ属なのでしょうか？？　全然判りません・・もし判ったら教えてください。

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　以下に緑色、その他の色で追加した種を一覧にしました。

【？】 [？] (アカザ科？：花弁　) {　}	【プランタゴ・ランケオラタ】 [Plantago lanceolata] (オオバコ科：花弁　) {オオバコ大葉子}	【ペディクラリス・フォリオサ】 [Pedicularis foliosa] (ゴマノハグサ科：花弁唇形) {シオガマギク属}	【セイヨウボダイジュ】 [Tilia × europaea] (シナノキ科：花弁　) {リンデンバウム}	【ピングイクラ・アルピナ】 [Pinguicula　alpina] (タヌキモ科：花弁スミレ形) {ムシトリスミレ属}
【ルピヌス・ポリフィルス】 [Lupinus polyphyllus] (マメ科：花弁蝶形) {ノボリフジ}	【？】 [？] (？科：花弁　) {　}	【ヤシャゼンマイ】 [Osmunda lancea] (分類:シダ植物:ゼンマイ科：花弁　) {　}
【チカラシバ】 [Pennisetum alopecuroides] (イネ科チカラシバ属：花弁　) {力芝}	【？】 [？] (キク科？：花弁　) {　}	【ペディクラリス・レクティタ】 [Pedicularis recutita] (ゴマノハグサ科：花弁唇) {シオガマギク属}	【アユガ・ピラミダリス】 [Ajuga pyramidalis] (シソ科：花弁唇形) {キランソウ属}	【シレネ・ヌタンス】 [Silene nutans] (ナデシコ科：花弁5) {フクロナデシコ}
【センペルビブム・モンタヌム】 [Sempervivum montanum] (ベンケイソウ科：花弁多) {　}	【サリクス・レティクラタ】 [Salix reticulata] (ヤナギ科：花弁　) {　}	【リナントゥス・アレクトロロフス】 [Rhinanthus alectorolophus] (ハマウツボ科：花弁唇形) {オクエゾガラガラ属}