【g1813：イタリア・フランス国境のChalet-Mamottoマーモット小屋】

Colle di Tendaテンダ峠：

執念の再挑戦・・あいにくの天気だが・・(国境1830m)【●峠DB】

【ピエモンテ州クネオ県】[北村峠一].(Kitamura)

【テンダ峠地図：クリックでGoogle地図へ】

　もう３年も前のことなんですね。この峠に登ろうとしてパトカーに引き止められたのは・・
　そして執念でまたこの峠に挑戦するために、イタリア側の近くの村「Vernanteヴェルナンテ」に宿をとったのです。
でも天候はいまいち、峠への上り口までは雨・・

Colle-di-Tenda

【g180/v780：国境のトンネル手前で右に曲がる】

【ジグザグ道を登る】

　そして峠道に入ると濃い霧、ジグザグ道を登って行きます。長い長い・・こんな天気なのと、午前中で時間も早いので当然、行き違う車もない峠道・・なかなか到着しません。

Colle-di-Tenda

【v781：濃い霧の中、ジグザグ道を・・】

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　舗装道路がこの先で終わる。ツールやジロがゴールしたポイントがここだろう。そしてここがイタリアとフランスの国境。小さな小屋：Chalet-Mamottoマーモット小屋があるが・・まだ開いていません。【●峠DB】

Colle-di-Tenda

【g186：舗装道路がこの先で終わる。ツールやジロのゴールポイントだろう】

Colle-di-Tenda

【g1812：Chalet-Mamottoマーモット小屋。この海抜は地図上は1830mだが、山小屋前の標識は1795mと記述されている】

【第二次大戦終結時、フランス軍はイタリア側より勢力が強かったのだろう。峠＝分水嶺より約1km、イタリア側に国境を広げている】

【g191：】

　この国境にそった道はフランス領で、未舗装が続いています。この先のフランスに下りる地図と、ネットからその峠道の写真を入手しました。急なジグザグ道、自転車はトンネル通過禁止になっているので、この悪路を標高差約600mがんばって登ってこなければなりません。

【フランス側の峠道は、峠の先(南)急なジグザグ道路が下っている】

【g199：】

【フランス側の峠道は急なジグザグの連続】

　トンネルが1882年にできるまで、この道をたくさんのラバが塩を運んで行き来したのです。かっては1万5千頭ものラバが、この峠越えの役務に使われたとのことですから、テンデやリモーネの町は通商で大きく栄えたのでしょうね。

　この国境付近の霧の中の花たちです。

Colle-di-Tenda

【g189：国境付近の花】【●花DBへ】

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　戻ることにします。下るに従って霧が徐々に薄れ、峠道周囲の花畑も輝きだします。

Colle-di-Tenda

【v788：下るに従い霧が薄れ、明るくなり、花が輝きだす】

　そして雲と山々の重なりが見え始め、遠く北側の山並みや、うっすらとリモーネのスキーリゾートが見えはじめます。

Colle-di-Tenda

【v809：花が光り、リモーネの町並みも透けて見え出す】

Colle-di-Tenda

【v817：登りには気づかなかった廃屋も、絵になる】

　かつてはラバでの塩運搬で栄えたリモーネの町。最近はスキーリゾートとして、徐々に復活しているようです。

Colle-di-Tenda

【v819/v823：かつてはラバでの塩運搬で栄えたリモーネの町。今はスキーリゾートとしてまた復活しつつある】

○http://ary3.altervista.org/【Colle di Tenda歴史説明】
○http://it.wikipedia.org/【wiki/Colle_di_Tenda】
○http://www.alpicuneesi.it/itinerari/vallevermenagna/【Tenda峠付近の多数の城砦紹介】
○http://xoomer.virgilio.it/【Tenda峠付近の写真】
○http://www.colleditenda.com/【Limone/Tenda峠付近の情報】
○http://it.wikipedia.org/【wiki/Limone_Piemonteリモーネはイタリア語でレモンのこと】

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