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Rappenlochschluchtラッペンロッホ渓谷
【g493.jpg:Rappenlochschluchtラッペンロッホ渓谷は、見事な岩のルート】

Rappenloch-Schluchtラッペンロッホ渓谷

大雨の時にはきっと・・アルペン・サンショウウオに会えるでしょう【渓谷DB】・・

オーストリア:フォアアールベルク州】[北村 峠一].(Kitamura)      


Rappenloch-Schluchtラッペンロッホ・シュルッフト/渓谷
【Rappenloch-Schluchtラッペンロッホ渓谷とDornbirnの位置関係:地図】

●ひどい雨降りの日には・・


 6月15日といえば日本では梅雨の真っ最中ですが、ここオーストリアDornbirnドンビンは、前日までは晴れだったのですが・・きっと僕たちが日本から連れて来たのでしょう・・今日は大雨。

 でもこちらの雨は湿気がすくないので、レインウェアを着て行動してもほとんど中に汗をかくことは少ないし、かいてもすぐに乾きますから・・傘なし、上下の雨具だけで行動するのが当たり前なのです。

 さて、この大雨の中どこに行こうか・・宿のおばさんに、このドンビン近くの渓谷を教えて貰いますが、晴れていても水滴が落ちてくるらしいので、ちょうど良いですね。

 Rappenloch-Schluchtラッペンロッホ・シュルッフト・・この言葉の意味は、狂った裂け目渓谷(Rapp狂う、loch=裂け目、schlucht=渓谷)・・または黒馬の洞窟渓谷(Rappe=黒馬、loch=洞窟)のどちらが正しいのでしょう。

 地図を頼りに約30分、ロールスロイス博物館の脇に駐車場がありました。こんな大雨の月曜日、渓谷にも博物館にもほとんど人は来ていないのでガラガラですが、駐車場は有料・・最低料金の1.5時間0.5ユーロのチケットを買って車に置きます。


Rappenloch-Schluchtラッペンロッホ・シュルッフト/渓谷
【Rappenloch-Schluchtラッペンロッホ渓谷:ルート地図】
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●アルペン・サンショウウオが出迎えてくれます・・


 川に沿って登っていくと、大きな鉄管が脇に通っています。多分ドンビンの水道用の原水ではないでしょうか? そして「Rappenloch Stadlラッペンロッホ渓谷入口」と書いた看板の先からは、深い渓谷にハイキングのための木の橋が掛けられています。

 そして濡れた道路には、カタツムリが何匹もいて・・【●アルプスの動物たち

Rappenlochラッペンロッホ渓谷
【g485.jpg:雨の中・・Rappenloch Stadlラッペンロッホ渓谷入口。大きな水道管が脇に設置されている道を行く】

Rappenlochラッペンロッホ渓谷
【g483.jpg:カタツムリをいくつも見る】【●アルプスの動物

Rappenlochラッペンロッホ渓谷
【g489.jpg:アルペン・サンショウウオが出迎えてくれる】【●アルプスの動物
 そしてイタリア・クリッソーロから、ピアン・デル・レを経由してトラベルセッテ峠にトライした、あの大雨の山の帰りに会った黒い怪獣「アルペン・サンショウウオ:Salamandra atraサラマンドラ・アトラ(両生類・サンショウウオ科)」まで出迎えに顔を出してくれたのです。

 珍しい動物・・多分もう会う事は無いだろう、と思っていた彼にまた会えて・・あわててシャッターを押したのです。こうやってじっくり見ると、さらに可愛いですね。

ウーパールーパー ピンクだったらウーパールーパーと思って調べたら、同じ仲間なんですね!!

 今回今まで少しづつ貯めてあった、動物の写真を【花の図鑑】のように体裁つけ、少しづつ追加して行くつもりです。【●アルプスの動物たち

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●見事な渓谷、渓流が岩をうがって?・・


 数十mもありそうな岩の間、渓流に沿って遊歩道が作られています。どうやってここは出来たのでしょう? この大雨でも水量はわずかです。地図では10km以上上流にあるHoher Freschen山(2006m)の北から、Dornbirn Ach川が流れだし、この付近(海抜約600m)を経てDornbirnドンビン(約500m)を通過、ボーデン湖(約390m)に流れ込んでいます。【●渓谷DB

 かつてはかなり荒れた川だったのでしょうね。こんなに巨大な岩をうがくのですから。岩肌が白いので、石灰岩が主成分? 時間と共に溶けたのかもしれません。

Rappenlochラッペンロッホ渓谷 Rappenlochラッペンロッホ渓谷 Rappenlochラッペンロッホ渓谷
【g491.jpg:かなり急な渓谷の壁に沿って、ウォーキングルートが出来ている】 【g511/512.jpg:見事な渓谷を見下ろす】

rappenloch-brucke-dornbirn20110510

●ニュース:Rappenlochbrucke in Dornbirn eingesturzt

http://www.vol.at/【rappenlochbruecke-in-dornbirn-eingestuerzt/news-20110510】

ラッペンロッホ渓谷の上を走っている道路橋(上の村へ行く道路)が2011.05.10に決壊し、渓谷を塞ぎました。2012.5時点でも通れないまま。来年には新しいトンネルができるそうです。(from Yさん)
<報道映像>
Bilder I: VOL Live am Unglucksort
Bilder II: VOL Live am Unglucksort
・Bilder III: Schulergruppe ausgeflogen
Bilder IV: Gefahrlicher Einsatz
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●小さなダム湖を一周して・・


 そんな道を約30分歩くて、小さなStaufenseeスタウフェン湖のダム湖に。水力発電所の建物がありますから、上流で貯めた水をここに落下させて発電しているのです。そこの看板にはここフォアアールベルク州の発電ルートが図示されていました。

Rappenlochラッペンロッホ渓谷 Rappenlochラッペンロッホ渓谷
【g503.jpg:小さなStaufenseeスタウフェンダム湖を一周】 【g500.jpg:州の水力発電設備の案内板がある】

Rappenlochラッペンロッホ渓谷
【g501.jpg:この渓谷の自然豊かな植物案内】
ヨーロッパアルプスのハイキング地図
【ヨーロッパ・アルプスのハイキング地図】
  【国別地図】  【日本語ガイド本】



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●自然豊かな渓谷・・


 雨の中、そのダム湖を20分ほどで一周し、また同じルートで戻ったのですが、ここの植物は豊かです。

 途中にあった植物案内の看板にも、40-50種の色とりどりの花が紹介されていました。


 1時間半の駐車時間を数分越えて車に戻り、濡れた雨具を後ろのトランクに入れ・・天候が回復気味です・・時折日も射すような天候になってきました。

Rappenlochラッペンロッホ渓谷
【g508.jpg:渓谷で出合った花たち】【●花DB

<関連するサイト>

<近隣のサイト>
http://www.rappenlochschlucht.at/【Rappenloch-Schlucht渓谷の案内サイト】 ○http://ja.tixik.com/【Rappenloch-Schluchtの写真】
http://www.showcaves.com/【洞窟紹介】
http://www.koerbersee.at/【Berghotel Korbersee】

<ヨーロッパ・旅・・・>


<関連書籍・地図>

ヨーロッパアルプスのハイキング地図、ガイド洋書  山渓など:日本語編

<関連HOTELなど>

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<リヒテンシュタインの渓谷は?、峠は?・・>
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