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【d26.jpg:リーテ山から北東方向:ピアーヴェ川を見下ろす。右下手前がCibiana d.C.チビアーナ、
  湖の左がVenas d.C、その上流がPieve d.C.ピエーヴェ】


Monte Riteモンテ・リーテ(2183m)-3

 第一次大戦で戦士たちは、この岩山で敵の動きを偵察していたのです。

 あの髯もじゃのメスナーの「雲の上の博物館」、見ごたえがあります。【●登山DB

ドロミテ:Pelmoペルモ・エリア】  [北村 峠一].(Kitamura)      


 雪のハイキングコースの途中に、写真を使い説明している案内板がいくつか設置してあります。その一つがリフトに乗っている兵士の写真。ここには1913年頃第一次大戦のイタリア軍の防衛のため、Piaveピアーヴェ川のPeraroloペラローロの駅から5基のリフトを接続し、このモンテ・リーテの山頂まで軍用物資・人材運搬を行っていた旨の説明があります。

 これだけの展望がきく山、当時は地上戦が中心だったでしょうから、周囲の偵察に最適なこの場所を要塞にすることは有効だったわけです。そのためたくさんの人材、その兵舎、建設資材、武器などの運搬が、あの眼下に見える町から、この山頂に向かって行われたのです。

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【d52.jpg:リフトに乗っている兵士の写真】 【第一次大戦の輸送リフトのルート】

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【2181m山頂にある雲の上のMuseum】


【Messnerメスナー】

 このコンクリートの屋根とガラスの建物が、2002年にできた「雲の上の博物館」です。あの無酸素で8000m以上の全14峰を踏破したReinhold Messnerラインホルト・メスナーが、ドロミテの歴史や文化、登山のすばらしさなどを残し伝えるために、眺めのいいこの山頂に作ったものです。
(この山の頂上の大自然を壊すほどの大きな博物館の建物ですが、多分第一次大戦当時の軍の大規模な要塞の場所を用いたものと思われます)

 彼は1944年に、数日前に行ったVal di Funesフネスの村で生まれ育ったのです。
(・・・実は、メスナーの顔と登山家くらいしか知らなかったのです。彼の超人的な業績のことなどは、Yさんに聞き、文典で調べてはじめて知った・・・登山家に関しての知識はそんな程度だったのですが)

 この「雲の上の博物館」には、アンモナイトの化石などアルプスの歴史から始まり、ドロミテ・エリアの人々の生活の歴史・文化、ドロミテを描いたたくさんの絵画、登山家たちの装備などが展示され、山の好きな人にはたまらないものばかりです。

 そしてゾッペのハイキングで道を教えてくれた、MTBの若者が、この博物館の切符モギをしていたのです。Yさんとドイツ語での会話によると、彼はパドヴァの学生で夏の間このゾッペでバイトをしているとのことでした。

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【183.jpg:「雲の上の博物館」のコンクリートの屋根とガラスの建物】

 気がつくと1時間あまりもこの展示に見入ってしまい、もう1時過ぎ、博物館に続く山小屋のレストランで昼にします。歩いていたときは身体も暖かだったのですが、博物館の中ですっかり冷え、暖かなスープが実においしいと感じます。

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【1e3.jpg:博物館に隣接する山小屋のレストラン】 【da7.jpg:暖かいスープがうまい】

 例のシャトル・ジープでまた下りです。僕たちがジープに近づくとその車の上で昼寝をしていたお兄さんが、ノソノソと起きてきて・・・まだ寝たりないような。大丈夫でしょうか、あの狭いガレ石の坂道? まあ、運を天に任せて。

 レストランで食事をしているおじさんたちも、心配そう(?)に見送ってくれます。そして、雲のかかっていたペルモの頂上も、ちょっぴり顔をのぞかせ、見送ってくれました。

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【1a9.jpg:ジープの屋根で昼寝をしていたお兄さんが運転手】

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【203.jpg:レストランのお客さんも見送ってくれる】 【231.jpg:モンテ・ペルモの頂上がちょこっと見える。このForc-Deona(残雪の残っている鞍部)はハイキングコースの一部】

Zoppe di Cadore付近map
【モンテ・リーテ周囲のmap】

●<関連のWeb-Site>
 ・・(Link集:ドロミテ案内も参考に)

 ○http://www.messner-mountain-museum.it/【モンテ・リ−テの「雲の上の博物館」メスナーのMessner Mountain Museumは、ここDolomites-Monte-rite以外にも、Ortles/Juval/Firmiano/Luserna/にもある。サイト内容は充実しており、地元の歴史文化なども紹介しすばらしい】

 ○http://www.reinhold-messner.de/【メスナーの公式HP】

 ○http://www.rifugiodolomites.it/【ドロミテ小屋、雲の上の博物館のガイド】



<この後、Pieve di Cadoreピエーヴェ・ディ・カドーレに向かい、画家テツィアーナの生家を訪れます・・・>

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