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【ヨーロッパ・アルプスのハイキング地図】
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Sentier Paysager Du Mt.Viso Gd.Belvedere
 モン・ヴィーゾ(モンテ・ヴィーゾ)大見晴台への展望山道
  ・・・あの象が今、古木になって出迎えてくれます

ハンニバルの進軍状況  小見晴台から、大見晴台まで約1時間半。ギル川の川の流れを右に、左にしながら・・・そして、モン・ヴィーゾ(モンテ・ヴィーゾ)の山を正面に見ながら登っていきます。日が高くなるに連れ・・・山に雲が、空の青さが・・・霞んできます
フランス:(05)オート・アルプ県】 [北村 峠一].(Kitamura)     


 さわやかな青空、ひんやりした空気、6月の緑が目を癒してくれます。沢に沿い、岩場を行きます。


【187.jpg:小見晴台から、道はギル川の河原を越えて】


 小見晴台からの岩と草の間の道は、川を渡ると工事車両用の道路と合流します。・・・整備された道を行く前にちょっと休憩し、水を一杯。
 ヴィーゾの頂上に雲がかかり始めます。やはり山の眺めは、朝早くですね。

【1b2.jpg:下流方向を見る。小さな避難小屋が整備されている。】


【197.jpg:上流方向。モンテヴィーゾに雲がかかってきた。】

 
【100/163.jpg:少し石のガレ場が見え始め】


【322.jpg:登り道にかかる。ギル川の流れと、ジズザグに登る工事車両用の道。】



 登り道にかかり、少し息苦しくなって前を見ると・・・そこに「象」が迎えてくれます。スペインの地を出て、ここモン・ヴィーゾ(モンテ・ヴィーゾ)に向かう、イタリア国境までの4月半の間に何頭の象が犠牲になったのでしょう。そしてここで僕らを迎えてくれたのは・・・可愛い目をした小象のようです。


【2e7.jpg:古木の象が迎えてくれる。右手の山からは滝の水が大量に・・・3000mクラスの山の雪解け水、さらにむこうはアニュエル峠やイタリア国境の方面だろう】


【309.jpg:象のモニュメント:鼻と牙、やさしい目、愛嬌のある顔が・・・僕たちに挨拶をしています。】



【濃い緑のルートが Petit Belvedere du Viso
ヴィーゾ小見晴台を経由し、
Belvedere du Visoヴィーゾ大見晴台までのルート
 =Guilギル川の流れ・・・クリックで拡大します】
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Elephants

●「ハンニバルと象」がこの地(推定)を進軍した状況など

 −− ポリビオス(BC200-BC118)の記述による。「」は推定の地名 −−
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<ここまでの経緯>
 約4カ月半前、スペインを出たカルタゴの軍は、このギル川源流に10月18日夜到達。気温が下がり、時には雪もよう。この先の峠道の工作、軍の再集結、休養のためこの付近に留まる。

<この地のハンニバル軍>
 紀元前218年10月21日早朝:ハンニバルは、軍の最前線のイタリア国境の「トラヴェルセッテ」峠の頂上付近に、全部隊の指揮官を集結する。

 実は、前方の道路工作隊からは、「トラヴェルセッテ」峠のイタリア側の斜面はあまりにも厳しいこと。傾斜、雪、岩などの条件があまりにも悪く、強靭な兵士のみでも大変なのに、象・荷車を含む全軍を通過させることは無理との報告があった。

 一方、ここ2日ほど、山道の工作のため休養している後続の兵士側からも、体力を回復させるための食糧が、先の2回の奇襲で底をついたこと。10月末で時々雪となり、朝夕は特に水も凍る寒さをしのぐための、テント・衣類などを失っている。死んだり役の立たない馬などを食べ空腹・飢餓をしのいでいるが、一刻も早くの措置判断を仰いできた。

 さらには、負傷者、弱者の衰弱ばかりか、軍の傭兵などの士気も衰え、このままではハンニバルに敵対し、離反しかねない状況の報告も来ていた。

 ・・・・・

ハンニバル軍と象  午後、ハンニバルの元に集まり、次の指示を聞いた部隊長が帰ってきて・・・翌早朝の出発を告げた。
 もう峠の下はイタリアだ。・・・敵、ローマもわれわれの手中だ・・・と。


 アルプスの登り道から11日目。イタリア国境の峠越えまで残り4日。

 軍の規模は、歩兵2.9万人、騎兵6千9百、象20頭。

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・・・皆さんの想定、推測情報などありましたらお願いしますハンニバル応援

参考資料:
 この記載情報はポリビオス(BC200-118)の記述による。これをもとにルートを推定・解説している本は以下のものである。
 ・Gavin de Beerギャヴィン・デ・ビーア 『ALPS and ELEPHANTSハンニバルの象』時任生子訳:博品社(G-page)
 ・John Prevasジョン・プレヴァス『HANNIBAL CROSSES THE ALPS ハンニバル アルプス越えの謎を解く』村上温夫訳:白水社(J-page)
 ・Hans Baumannハンス・バウマン『ハンニバルの象つかい』大塚勇三訳:岩波書房:(H-page)
 ・The Green Guide:『French Alps』2001 Michelin:(M-page)

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<6月後半でもひんやりした空気・・・大見晴台はもうすぐです・・・・・>
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