　Time/Data

Passo del Tonale トナーレ峠　1884m　-21/30万MAP　　【●峠のDBへ】

【イタリア：ロンバルディア州ブレシア県/イタリア：トレンティーノ=アルト・アディジェ州トレント県】[北村峠一].(Kitamura)

【この峠の一番の展望のよい場所に、翼をつけた女神の像があります。第一次世界大戦で亡くなったイタリア兵士へ慰霊碑です。神聖な場所として、軍が設置したものです。(注)
このすばらしい山に向って、女神が永遠の平和を祈っているのでしょうか】
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●Passo del Tonaleの戦闘

第一次大戦、Passo del Tonaleで１９１８年６月にかなり激しい戦闘が行われた。
大戦中の３年半にわたって、イタリア軍とオーストリア軍はステルビオ峠からトナーレ峠に至る国境で対峙し、６０年来という厳冬の中、３０００ｍを越える山地でお互いに決定的な突破はできず、インチ単位で取った取られたの戦闘を繰り返した。
（第1次大戦のあとの1919年、サン・ジェルマン・アン・レー講和条約で、南チロルはイタリアに譲渡された。）
（情報提供：romeosierraさん）

●慰霊碑の説明：
Zona SACRA　神聖な場所

ministero della dif(e)sa　イタリア国防省
commissariato generale　onoranze caduti in guerra　特別任務の将軍(この地域の司令官)・戦争で亡くなった名誉ある人々(無名戦士)
sacrario militare del tonale　トナーレの軍の祈祷所
in consegna perpetua al comune di ponte di legno　ポンテ・ディ・レーニョに永遠に残せしめる
・・・『国防省。トナーレの軍祈祷所は、司令官の将軍、名誉ある戦死をとげた戦士たちを永遠に讃える。PONTE DI LEGNO』・・・
14 aprile 1983　1983年4月14日
　（情報提供：Sumicoさん・romeosierraさん）

（「世界のゲレ食評論家」のSumicoさんのサイトには、Ponte di Legnoポンテ・ディ・レーニョと、そこの慰霊碑も登場します。
1915年から1918年の間、第一次世界大戦のときに兵站部（戦争で後方に位置し、前線に食料などを供給する場所）があったところで、オーストリアとの戦争で亡くなった人の記念碑。
「神聖な場所なので、日光浴禁止」との看板などもあり、若者・風化していく歴史に対しての警告とも思われます。）

●ヘミングウェイの『武器よさらば』の映画の一シーンにも、この付近の(?)素晴らしい峠道が出てくるようです。

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