記事No | : 384 |
タイトル | : ロマンス語(ガルデーナ谷とバディア谷) |
投稿日 | : 2004/01/23(Fri) 22:58:20 |
投稿者 | : kitamura |
http://asami-kato.port5.com/essay%20roma16,17,18,19.htm
加藤朝美 エッセイ
第16章 ヴィラ・クインティーリ
この南チロルのドイツ語圏の中でも、ガルデーナ谷とバディア谷は2万人にも満たない人達が話すロマンス語が不思議な事にイタリアの国語に成っている。ただの方言ではなく言語学的にも独立した言葉であり、起源はローマ時代にさかのぼるらしく、ドイツ語の地域の中でしっかりラテン系の言葉が残っている。国営テレビ放送でニュースの番組も与えられてるし、ラジオ局もある。フィリッポとイヤッコが住むサン・ヴィジリオはそのバディア谷の村で、子供からお爺さんまで平気で3か国語を話す。小学生のフィリッポの子供達は親とロマンス語を話し、ぼくらとイタリア語を話した後、ドイツ語のテレビのアニメで笑ってるのを見ると本当に羨ましくなる。