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Rutliリュトリ
【d381.jpg:シラーのオベリスク真上付近からBrunnenブルンネンの街を見る。正面双耳峰がMythenミーテン山(1899/1811m)】

Rutliリュトリを陸と湖から:ハイキングと船旅で

Seelisbergゼーリスベルク【●峠DB】〜Rutliリュトリ〜Treibトレイブ
 そしてルツェルンまで観光船で往復・・

スイス:ティチーノ〜ウーリ州(UR)/ウンターヴァルテン州(OW/NW)/ルツェルン州(LU)】[北村 峠一].(Kitamura)      

●Rutliリュトリのハイキング・・
  Seelisbergズィーリスベルク〜Rutliリュトリ〜Treibトレイブ〜


 ビュルグレン滞在の2日目(6/23:土)、スイス原初同盟が、建国の誓いをしたリュトリの丘周辺をハイキングすることにしました。
 宿のおじさんたちのアドバイスではFluelenで船に乗り、Rutliで降りハイキングした後、またどこかの船着場から船を捕まえ帰ってくる案が良いとのこと。

 昨日インフォで貰った時刻表をみると、頑張れば30分後の船に乗れそうです。あわてて車に乗りFluelenの船着場に走ったのですが、直前の分岐交差点で間違え直進。残念ながらその先は高速道路、Uターンできずに【Seelisberg tunnelゼーリスベルク・トンネル】にはいります。結局、陸路を行くことになったのです。

 Beckenriedで高速道を降り、湖岸を折り返して【Seelisbergの半島の先端】、丘陵地に出ます。 Treibトレイブの駅の少しはずれに駐車し、さてどんなルートで歩こうか・・
 まず南下し、湖岸に出て半島先端までとします。

 広場で幼稚園のバザーをする準備をしています。何人かの民族衣装を身に着けた老人たちもその会場に向うようですが、イベントが始まるのはもう少し先のようなので先を急ぎます。(運良く、帰りにもやっていればと思いましたが、残念ながらすでに終わっていました)

Rutliリュトリ
【h066.jpg:Seelisbergで見かけた民族衣装の人たち】

 少し登って半島の稜線、両サイドに四州湖(東にUriner-See、西がVierwald-Statter-See)の見える位置はSeelisbergズィーリスベルクの分水です。【●峠DB

Rutliリュトリ
【d367.jpg:Seelisbergから東UrnerSeeを見下ろす。左Brunnenブルンネン、右Fluelen方向】

burglen-rutli-map
【burglen-rutli-の地図】
 なかなか下る道が見つからず、見つけた道はかなり急激な勾配。でもこれがリュトリに歩いて下っていく唯一の道。湖面の濃い緑を下に、林や牧草地の新緑のすばらしい景色、花の写真など撮りながら・・途中道も間違えましたが。

Rutliリュトリ
【h071.jpg:Rutliリュトリの牧草地】

Rutliリュトリ
【d377.jpg:Rutliリュトリの牧草地上のレストランから見るFronalpstock(1922m)】
 昼はリュトリの船着場の上にあったレストランで、眺めもビールも最高です。運転中には出来ないこと、ハイキングならではの楽しみです。

 シラーのピラミッド型の碑は、陸からは到着できないと聞いてはいたのです。でも半島の湖岸に沿った道の上から見下ろせるかもと北に向いますが、言われたとおりかなり高い岩の上のルートで、湖岸は見えず、いつの間にかトレイブの船着場が見下ろせるポイントに着きます。

Rutliリュトリ
【7623d386.jpg:Treib-Seelisbergのケーブルカー】

 快晴の中の約5時間のハイキング、持参の500ccの水はかなり早くに終わってしまったのですが、最後の登りはケーブルカーに沿っての急な斜面、のどがからからで駐車場に戻ってきました。すぐに見つけた喫茶店、ここで飲んだスプライトは今まではじめてのうまさでした。車に戻り、ザックを背から降ろすときに、ペットボトルの1リットルの水を持っていたのに気づいたのです。
「ボケた?」「まあ、思い込むとこんなものです」

Rutliリュトリ
【d395.jpg:Seelisbergから西VierwaldstatterSee方向】

Rutliリュトリの花たち
【d371.jpg:Rutliリュトリの花たち】【●アルプスの花図鑑へ

●スイスではほとんどがユーロ払い可能。でもこの小さな宿では・・


 ここはスイスなのですが、スイスフランの手持ちはほとんどなかったのです。でもちょっとした買い物、夕食の材料買い物など、すべてクレジットカードか、ユーロ現金で支払い、お釣りもユーロでした。ただ1度だけスイスフランのお釣を貰ったくらいでした。でも5日分の宿代は、あの小さなガストホフではカード払いは出来ずスイスフラン現金払いなので、銀行ATMで引きおろします。イタリアの宿で支払い時にNGだったクレジットカード、ここでは数度使いましたが正常でしたので、イタリアのシステムがおかしかったのでしょう。


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burglen-luzern-see-map
【ルツェルン湖の船旅ルート】

●Vierwaldstatter四森州湖(ルツェルン湖)の船旅・・
  Fluelenフリューエレン〜ルツェルン往復


 ハイキングをした3日後の6/26(火)、船に乗ってあのリュトリ付近の眺めを湖からることにしました。帰りを電車にしようかとも考えたのですが、スイスの乗り物はかなり割高、往復を船で、せっかくなので3回目ですがルッツェルンまで行ってくることに。

 昨日、船のチケット売り場の女の子に、このあたりを相談したのです。鉄道の料金比較も参考に聞いたためか、朝船の往復切符を買うとき、窓口の女の子いわく「列車の切符を買いに来たのか」とのジョーク。

 曇り空の船旅は寒い、フリースを着、その上に雨具を着て風除けにし、船尾に陣取ります。9時半頃出航です。

ルツェルン湖
【d460.jpg:四州湖(ルツェルン湖)の船旅】

 Fluelenの次、Isleten-Isenthal乗り場から、中学生20人ほどが先生に引きつられて乗ってきました。
男の子はどこの国に行っても、もちょろちょろした動き、
女の子はやっぱりおしゃま・・偶然帰りの船でも一緒でした。

四森州湖
【h167.jpg:Isleten-Isenthal乗り場から、中学生20人ほどが乗ってきました】

四森州湖 四森州湖
【d467.jpg:先生に引きつられた生徒たち。湖はまるでフィヨルドのような眺め】 【h200.jpg:中学生の可愛い美人】

 2000年の旅のとき、上の駐車場に車を置き、坂道を降りて見学したTells-Kapelleテル堂の、湖からの眺めです。
 ウィリアムテルがハプスブルクの悪代官ゲスラーに捕らえられ、船で護送中、嵐の中逃れ陸に飛び移った場所。「1307年11月18日の『お話』」です。

ルツェルン湖からのテル堂
【h171.jpg:Tells-Kapelle】

四森州湖 四森州湖
【h174.jpg:Axenstrasseアクセン街道:崖に作られたトンネル】 【h176.jpg:Axenstrasseアクセン街道:ウりUri州の表示】

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●Rutliリュトリの船着場とシラーのオベリスク・・
  ハイキングでは見えないはず・・

 昨日あの丘の斜面を歩いたRutliリュトリ、船着場、食事をした牧草地の上のレストラン、今日は時間も早く、寒そうで人気も見えません

Rutliリュトリ Rutliリュトリ
【h182.jpg:Rutliリュトリの牧草地】 【h187.jpg:Rutliリュトリの船着場】

 Rutoliの半島の先端にある、原初3州が献じたSchillerstein。この詩人シラーのオベリスクは、こんな崖にへばりつくようにあるのですから、ハイキングではいくら上から何度も覗き込んでも見えないはずです。

シラーのオベリスク シラーのオベリスク
【h188.jpg:Rutoli:原初3州が献じたSchillerstein:詩人シラーのオベリスク】 【d463.jpg:Rutoli:Schillersteinシラーのオベリスクは、ハイキングをした真下の岩の脇にある】

四森州湖 四森州湖
【h201.jpg:Brunnen港】 【h205.jpg:Treib付近】

 Brunnenブリュンネンで乗ってきたのは東欧系の団体さん・・持っているデジカメラはほぼ日本製、Canon、Panasonic、Sonyなど。写真の撮りまくりは日本人のお株をとうに超えたようです。そして日本の農協の団体旅行もすっかり感染してしまったようです。

四森州湖
【h226.jpg:Vitznauフィッツナウは、リギ山への登山電車の乗り場】

 その後の途中立ち寄りの船乗り場、Weggis、Hertenstein、Kehrsiten-Burgenstock、Seeburgなどもよさそうな場所でしたし、ピラトス山(2120m)のごつごつした岩山頂には、いづれ登ってみたい気持ちにさせました。

四森州湖 四森州湖
【h240.jpg:Burgenstock】 【h244.jpg:ピラトス山(2120m)】

四森州湖
【h258.jpg:湖上からのルツェルンの街】

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●ルッツェルン観光・・
  1時間50分で食事と観光は、ツアー並みの忙しさ・・

 そしてルッツェルンに12:30頃到着。当初40分後の船で帰ることとしていましたが、せっかくなので14:20の船に変更。1時間50分あります。急いでカペル橋周辺へ。レストランを捜し軽い昼とビール、やはり乾燥した空気の生ビールはうまい。残り40分をまた急いで橋や建物を観光・・  <前回訪問(2000.6.28)の記事もご覧ください>

ルツェルン
【h267.jpg:ルツェルン湖とカペル橋】

ルツェルン ルツェルン
【d477.jpg:ルツェルンの壁画】 【h288.jpg:】【●アルプスの壁絵

ルツェルン ルツェルン
【h282.jpg:旗・看板】 【h281.jpg:子供たち】

 帰りの船旅は同じコースを逆なので、船室の窓際で暖かく外を見ていたのですが、歩き疲れとビールの酔いが暖かさで回ってきて、すぐにうたた寝。あちこちの山もかすみ、小雨も降るなかの3時間15分の、のんびりした船での旅も、6時過ぎの小雨の中宿に帰ったのです。

四森州湖 四森州湖
【h313.jpg:帰りは小雨交じりの寒さ】 【d488.jpg:Brunnenを背に】

●関連サイト


http://lakelucerne.ch/【Vier Waldstattersees】
http://www.tell.ch/【Wilhelm Tell】
http://inrete.ch/【Patto federale svizzero del 1 agosto 1291誓い】
http://www.seelisberg.com/【Seelisberg】
スイス:カントン(州)と州都【Naomy's いつも、山】
スイスの歴史・スイス誕生の旅【のり@ベルンさん:日記でスイス旅行】

<関連書籍・地図>

ウィリアム・テル伝説―ある英雄の虚実:宮下 啓三 (著)
NHK地球たべもの大百科〈12〉スイス チーズフォンデュ
やさしく登れるアルプス3000m峰
アルプスハイキングと氷河特急のスイス
ヨーロッパ・アルプスハイキング・ガイド
Switzerland官製 スイス地形図/トレッキングマップ 1:100 000 /1:50 000 /1:25 000
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<Pragel -Passプラゲル峠(1550m)〜・・・>
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