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2006年all-map

2006年の旅・概略速報(S-site)

世界遺産・水の道を尋ねて ・・やっぱりアルプスの山が見えるところが良いですね・・
[北村 峠一](Kitamura)      
・・・<<<date=2006.7.9 「出発にあたって」はこちら

<オーストリー・ゴーサウの宿にて:2006.7.4>
 今回2006年の旅がそろそろ終わろうとしている。6月6日に成田を出て、今日は7月4日。7日の夜には自宅に居るはずである。
Gosaukamm
【1809.jpg:ゴーサウの宿から見るGosaukammは、まるでドロミティ・ガイスラーの針山】

 今、部屋のガラス越しに広がっている風景は、まるでドロミテ・フネス渓谷からのガイスラーの針山そっくりだ。このゴーサウカムの見事な峰、その手前・左右から針葉樹の深い緑が迫り、手前には牧草地に点在する民家。牛が3頭、もう満腹で朝早くから動こうとせず、時々まわりの草をかじっているだけ。僕たちもこの風景に満足し、今まで最長の6連泊をこの部屋で過ごしている。

 当初の計画、ドナウ川の渓谷・船旅、チェコの古城などの世界遺産巡りで、旅の前半2週間走ってきた。ヨーロッパ・アルプスの東端、ウィーン市の水道の源、その近くの低い峠、チェコ南部のドナウ・エルベ川の分水嶺周辺のドライブもしたが、やはり私の旅には高い山や峠がないと何となく物足りない。

 そこで、3年前に買ったチロリアン人形の相棒を購入しようと、約600kmの遠回りをしイタリアの峠まで足を伸ばした。目的の女の子の人形はなかったが、峠のおばさん宅まで行って同じ男の子の人形2体を入手できた。さらに標高2000m近くのマルタ渓谷に足を伸ばし、そして今居るゴーサウの渓谷へ。

知り合ったポーランド人
【知り合ったポーランド人夫婦】
<追記:7/5>
 この宿での準決勝ドイツ:イタリア戦が始まる前、知り合ったポーランドの夫婦と小さい声で予想をした。私も彼も0:1、1:3でイタリアの勝ち。
 結果は0:2で翌朝レストランで彼と親指を立てて目配せ。ドイツ客はショックでか、今朝はしゅんとしていた。
 ポーランド人も、今回旅したオーストリー・チェコ・イタリアとも、ドイツの異常な盛り上がりに食傷気味。やはり隣国・大戦などの関係で、根底では好んでいないのかもしれない。
 今回の旅はワールドカップの試合日程とほぼ同じ時期にあたり、旅先の宿では試合開始時間に合わせTVのチャネルを捜した。レンタカー会社(Europcar)で貰った観戦パスポートに結果をメモしていった。今晩(7/4)9時が準決勝の初日、ドイツ:イタリア、フランス:ポルトガル、EU内の大会のようになってしまった今回の戦い。日本選手の実力のなさはわかったけれど、このTV観戦は旅を楽しいものにしてくれた。宿にはドイツからの客も多く、毎試合ごとにフィーバーしていた・・当然勝っていたから・・同時に近隣国の感情も垣間見ることが出来た。
−−−−−

 旅をしながら、いままでしたこともないほど何回ものつくろい物、分解修理をした。
スーツケース。キャスター周りの破損
【スーツケース・キャスター周りの破損】
・最初の破損はスーツケース。キャスター周りの破損が原因で火傷までした。これはもう8-9回も使って寿命、さらに2箇所も破損していたので修理をあきらめた。それより日本まで何とか持ってもらいたいと願っている。(結果は・・何とか家まではたどり着いた)

・次が腕時計の電池切れ。これは持参の予備電池と交換したが、毎定時の鳴音を消せないなど、きっとどこかの接触がおかしくなっているのだろう。

デイザックの穴あき
【デイザックの穴をアイマスクで補修】
・次の大修理はデイザックの穴あき。これは4-5年物だがユニクロという高品質の製品のはず・・布がなく、機内で貰ったアイマスクを当て布に針仕事。

髭剃りの解体修理
【髭剃りの完全解体修理】
・なんと髭剃りの解体修理。やはり4-5年物だったが・・完全解体後、スイッチ部品の溶解破損を、ケーブルの銅線を見つけ代替作成。以前より完璧な動作に変わったので、もしかすると私は修理の達人なのかもしれない。

ショルダーバックのほつれ修理
【ショルダーバックのほつれ】
・誇ることはまだまだあって、妻のショルダーバックのほつれ修理・・そんなに簡単なものではなく、持参の糸をすべて使う本格修理

メガネの蝶番の修理
【メガネ蝶番の修理】
・メガネの蝶番の修理。スーツケースのファスナーの異常・留金のはずれ。何個かのチャック式ビニール袋底の破れ。どこかのファスナーの留め金も拾った。

 私自身の体力劣化と同時に、いろいろな旅行用品も劣化してきている。次の旅に向け本格的にチェックする必要があるようだ。でも同時に「旅の緊急修理屋」としても、食っていける可能性を感じる。ただ修理希望者のいる旅先に飛んでいけないのが残念。


今回の走行ルート
【ドイツ:ミュンヘン→オーストリー、チェコ、イタリア:赤実線が走行ルート。クリックで拡大】
<旅のルートと概略>
 旅のルートに沿って、概略スケジュールといくつかの写真を列記します。
例年と違い、1500m以上の峠はGaberl(1547m)のみ。
「出発にあたって」も参照してください


Opel-Zafira 1.8L
【Opel-Zafira 1.8L】
<ドイツ→オーストリー>
●ミュンヘン発(6/7水発)

 車をW杯開会式のミュンヘンで借りる。Last minute hotel reservation!Rates To Go経由で格安(H社の3/4以下)のEuropcarはさらにサービス。コンパクトクラスの予約だったが、その価格で中型車(Opel-Zafira 1.8L)を出してくれ、疲れが少なかったように思う。

●Linzリンツ近郊のDurnbachドュルンバッハのガストフに2泊(6/7水〜9発)
 イン川がドナウ川に合流するパッサウを経てLinzリンツ直前で宿探し。親切なおじさんの紹介で、快適・料理のうまいガストフに泊まれ、
駐車時間オーバー」の罰金
【駐車時間オーバー罰金請求書】
ここを基点に、リンツの修道院やStyerシュタイアをまわる。が、町観光につき物の「駐車時間オーバー」の罰金にはじめて引っかかります。周囲の車はセーフなのに、ドイツナンバーのこの車が狙われたような気がします。

ヴァッハウ渓谷の船旅
【ヴァッハウ渓谷の船旅】
●Klosterneuburgクロスターノイベルクのアパート3泊(6/9金-12発)
 Yさん宅近くのこの宿は、広く安く快適。カーレンベルクの丘、ホイリゲン、メルクなどのヴァッハウ渓谷の船旅をご一緒しました。デュルンシュタインでなんとまたも駐車違反・罰金、日曜日は無料(?)、他の車は大丈夫のようだったのに・・(この2回で35eur≒約5千円の罰金額は、2食付宿代1人相当)
<チェコ>
Valticeヴァルチツェの城ホテル
【Valticeヴァルチツェの城ホテル】
●Valticeヴァルチツェの城ホテルに2泊(6/12月-14発)
 世界遺産の城Hotelの外観はすばらしいものですが、内装のリニューアルや裏面の改修まではまだ手が届いていませんね。隣村のLedniceの城、黒いマリアの居たMikulavの教会、いずれも驚くほどの文化遺産です。


原発のすぐ脇を通過
【原発のすぐ脇を通過】

●Telcテルチのホテルに2泊(6/14水-16発)
 途中、8基の原発のすぐ脇を通過し、世界遺産のTrebicトウシェビッチを見た後、テルチへ。
城内の軽音楽
【城内の軽音楽とスロバキアから遊びに来ていた美人の女の子たち】
 城内の軽音楽を楽しんだだけでなく、町の名士たち(?)が入っていった城内からのパーティの大音響を夜遅くまで聴きました。スロバキアからの3人娘、美人でしたね。

 観光地、主要道路脇には安い衣類を売る店が必ずあり、東洋系の人が居ます。中国人と思ったのですが後で聞くと、経済交流などでたくさんのベトナム人が商売に来ているとのことです。

 モラビア(=モラヴァ=ドナウ流域)、ボヘミア(=チェヒ=エルベ流域)の分水嶺も回ってみましたが、なだらかな丘陵・林でした

チェスキー・クルムロフのフェスタ
【チェスキー・クルムロフのフェスタ:バラの祭り】
●Frymburkフリュンブールのアパートに3泊(6/16金-19発)
 チェスキー・クルムロフに宿を取ろうと思っていたら、城内はあふれるばかりの人波。軒並み断られ、近隣も含め10軒は断られたと思います。(フェスタでした)

 あきらめて郊外に出ると、建物もないヴォルタバ川上流。結局、30kmほど離れたフリンブールでアパートを見つけ、ここを基点にクルムロフ、ホラショヴィツェ、国境のドナウ川・エルベ川の分水嶺、運河・水路などをまわりました。



神父さんたちの記念写真風景
【神父さんたちの記念写真風景】
<オーストリー>
●Mariazellマリアツェルのガストフ3泊(6/19月-22発)

 ハプスブルク家、マリアテレジアに崇拝された巡礼地の立派な教会で、ちょうど大きなミサがあり、たくさんの神父さんたちの記念写真風景も撮影。ウィーン市水道への水源はアルプスの雪解け水、その取水地、水道石橋なども見学。

ブラジルに4:1
【ブラジルに4:1で最下位に】
●Semmeringセメリンク峠のガストフ1泊(6/22木-23発)
 アルプスを横断した最初の山岳鉄道・世界遺産へ。この日、W杯日本はブラジルに4:1で破れ決勝トーナメントへは進めなくなりました。


【300人の巡礼登山グループ】
●Weiss-Kirchenヴァイスキルヒェンのガストフ3泊(6/23金-26発)
 唯一の1500m以上のGaberl峠(▲1547m)、その先歩いて登ったAltes-Almhaus峠(▲1649m)では300人の巡礼登山グループに会い、BarnbachベルンバッハにあるHundertwasserウンデルトヴァッサーの作った教会を訪れました。

チロリアン人形
【チロリアン人形と峠のおばさん】
<イタリア>
●プレッケン峠の直下Timauティマウ村のアルベルゴに1泊(6/26月-27発)
 Camporossoカンポロッソ大分水嶺(▲816m峠)を越え2003年に買ったチロリアン人形を求めて、約600kmの迂回。峠の売店のおばさんと交渉・・峠下の村に泊まり、家まで行って入手。妻の感激はひとしお。


Gmundグミュント
【Gmundグミュントの宿の部屋から】
<オーストリー>
●Gmundグミュントのペンションホテルに2泊(6/27火-29発)

 湖のMillstattミルシュタットの暑さに耐え切れず、山際の城壁の町に宿を見つけました。城、教会、雪山、川・・すべてがそろった眺めの部屋・・ちょっと高かったけれど(と言っても70eur≒1万円/泊2人)。


Malta-Talマルタ渓谷
【Malta-Talマルタ渓谷のダムと花】
●Malta-Talマルタ渓谷の山岳ホテル1泊(6/29木-30発)
 標高1933mにあるオーストリー最大のダムへ。残雪にさわり、花を愛で、ハイキングして始めて・・アルプスに戻ってきたと感じました。

峠ドライブ趣味のチェコの人
【峠ドライブ趣味のチェコの人】
●Gosauゴーサウのガストフ6泊(6/30金-7/6木発)
 当初3泊と予定したが、この山の風景の見える部屋、おいしい食事、安さ(2食付66eur≒9.5千円/泊2人)で延長。

 奥ゴーサウ湖ハイキングばかりか、ザルツカマーグート各地(グムンデン、グランドル湖、ハルシュタット湖、ダハシュタイン一周など)への基点に最適。さらに祭あり、宿の人同士のコミュニケーションなど満点の宿。峠ドライブ趣味のチェコの人とも意気投合。W杯準決勝はここでTV観戦。

 水のからくりが一杯のHellbrunnヘルブルン宮殿で楽しんだ後、ミュンヘン空港へ戻り・・帰国。


・泊まったところは
 オーストリー 21泊(オーバエスタライヒ州2泊、ニーダエスタライヒ州3泊、シュタイアーマルク州7泊、ケルンテン州3泊、ザルツブルク州6泊
 チェコ 7泊(モラビア地方4泊,ボヘミヤ地方3泊)
 イタリア 1泊(フリウリ州1泊)  ・・計29泊
・総ドライブ距離は 3765km。
・VTRデータ12時間(12本)、デジカメデータ約3000枚。
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