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アヌシーの絵描き

Annecyアヌシー(3)〜ジュネーブ〜
 アヌシーの橋の脇でいつも絵を描いているおじさん、4年前も同じ場所で、同じ構図の絵を、同じような色で描いていましたね。僕たちがゆっくり・のんびりと時間を感じているのに・・・観光客の注文が生きがいで、毎日ここに出勤しているのでしょうね・・・【街のMAP

 やっと夕方5時になって、この街の一番いい場所の、最高のテラスのイスを確保できました。・・・が、ディナーの時間はまだまだ・・・。ジュネーブへのバスルートは、ちょうど4年前の逆のコース、前回確認できなかった小さな峠を探す余裕が今回はあります・・・。あさって6月30日はワールドカップ決勝が横浜で・・・たくさんのサポータが機内に・・・。


 <サン・ピエール教会のイスでちょっと「ウトッ」として、活力が回復した足で・・・・>

(17:50頃〜)
 ●7:アヌシーの街で一番眺めのいい場所(と、勝手に決めつけて)=Perriereペリエール橋に一番近い角=レストランのテラスの角のイス・・・に陣取ります。けっこうおなかも空いてきています。観光地だからディナーの時間でなくても、何か食べるのもあるだろうと思っても・・・「pm8時から!」。2時間も待つのか!とは思いますが・・・まずはビールで・・・粘るつもりです。


【427.jpg:Perriereペリエール橋の角のレストラン。テラスのこの席がアヌシーで一番いい場所!!だと思いますよ。さあ、ここで夕食まで】

【annecy:写真の左下がテラスの位置。
Perriereペリエール橋のたもと。
Le-Thiouティウ運河の中にある
Palais de l'lleルリ宮殿(牢獄)が船のような
形に見える】

4年前にも、彼が同じ絵を描いていた  このイスから、定点観測です。まずこのLe-Thiouティウ運河の対岸に「絵描き」がイスに座って、あのルリ宮殿(牢獄)を中心にした油絵を小さなキャンバスに描いています。4年前にも彼は同じ場所で、同じ帽子と、色違いのガウンで、同じ絵を描いていましたね。多分この観光地の有名人? 声をかける人も時々あって、住所らしいものを紙に書いているのは、完成した絵を郵送してもらうためでしょう。年に何枚ぐらい売れるのでしょう?

 彼から数m離れたところに、彼と向き合ってに若い画家がやはり絵を描いています。サン・フランソワ教会方向の構図、先輩と同じ絵ではオリジナリティがないから?・・・この運河に沿った古いカラフルな建物・花など、どの方向も、どの季節でも絵になりますね。

 19:00頃になって、おじいさんの絵描きはイーゼルをたたみ、若い絵描きに挨拶をして、港のほうに去っていきます。


【404.jpg:絵描きは向かいの若い絵描きに挨拶をして、港のほうに去っていく】

 ここ、Les Corbieresのバー/レストラン、眺めはいいのですが、あまり客が入らないのは味のせいなのかもしれません。運河をもう少し下ったところ、当初宿を取ろうとしたAuberge du Lyonnaisホテルあたりは、たくさんの人がテラスを占領していましたから。

 最初のビールはのどが渇いていて、すぐに終わってしまい・・・ちょっとがまんしたのですが・・・2杯目を注文し粘ります。このテラスを仕切っているのは、若いボーイだけ。やはり他のお客さんも、何か食べるもの無いのかとやっているようですが、持ってくるのは飲み物・アイスクリームだけ。

 時計の針を気にして・・・
(20:00頃〜)
 ディナー注文開始のPM8時になっても・・・しばらくボーイが現れず・・・料理人のような男が店に入っていったのが約10分後。やっときたボーイに、フィレ肉の定食と、魚を注文。・・・・が20分後、やっと最初のサラダが出て来て・・・まわりのお客さんも「いらいら」。・・・さらに20分ほど経って・・・やっぱり、あまり美味しくない料理が出てきました。


【425.jpg:この若いボーイがお客さんへの唯一の顔。シェフがなかなか出勤しないのか、いつまで経っても料理が出てこない。でも平然と・・・】


(21:00頃〜)
 この時間になって、やっと夕日が水平線近くまで下りてきて、山の上、教会の上のほうが赤く染まります。逆光になった牢獄の塔はシルエットです。・・・僕たちも3時間20分居座ったこの場を立ちます。
 <参考:定食(フィレ)23.6Eur≒2700\、魚13.7Eur≒1600\、ビール2杯6Eur≒700\、水4.6Eur≒500\・・・やっぱり高かった!>

 
【440.jpg:夕日が建物の上、山の峰を照らす】 【435.jpg:逆光の塔はシルエットに】

 
【453/452.jpg:夕暮れ時になって、たくさんの人が運河沿いに歩き始める】

(21:10頃〜)
 夕食後の散策・・・手をつないだカップル、ヘルメットを手に持ったバイク乗りたち、太ったおばさん、小さな子供を連れた家族連れ、これからデートに行く?若い女の子・・・昼間の暑さ、ひんやりする真夜中、その真中の時間・・心地いい空気です。

 さっき絵描きが居た付近には・・・まだ新人で?ぎこちないパフォーマンスのお兄さんが台の上に。・・・あまり通行人に注目されることも無く・・・僕たちにむかって、ちょっと表情を変えてくれました。


【476.jpg:こんなに繁盛しているレストランもあって。夕暮れ時の散策と。パフォーマンスのお兄さん】

(21:30頃〜)
 宿に戻って、実にゆっくりだった今日一日のメモを書きながら・・・よく動き回ったこの3週間の旅を思いだしながら・・・「うとうと」っとして一日が終わります。
−−−−−−−−−−−−−

 朝、Hotel-des-Alpesの窓から見下ろす駅前の通りです。真正面に見える銀行のキャッシュコーナー、望遠鏡があれば暗証番号も見えそうです。


【493.jpg:宿の窓から見下ろす。右が駅前広場。真正面にキャッシュコーナーがある】

 バスでジュネーブに向かいます。なんとこのバスが走るルート、4年前にジュネーブ空港でレンタカーを借り、道がよくわからないまま、ロータリー毎に方向がわからなくなり、何度も迷いながらアヌシーに向かって走った道でした。

 あの旅から帰ってきてから、「低い峠を通過したはずなのに、全然思い出が無かった峠」(そのときはまだ、道を見つけるのがやっとで、峠など気がつかなかったが)が気になっていたのですが、今回はそのColdu-Mont-Sioa峠(786m)をバスの窓から、しっかり撮影できます。


【504.jpg:バスのルートは4年前の逆ルートだった】

 
【516/511.jpg:今回は、Coldu-Mont-Sioa峠(786m)をバスの窓からしっかり撮影できました】

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 ジュネーブ空港でのスナップです。あのスイスエアー、クロスエアーのマークを見ることが出来ました。


【21.jpg:クロスエアー:Avro RJ85(HB-IXF)】

 赤字のSwissairスイス航空(SR)は、2001.9.11のニューヨークのテロ直後急速な業績悪化で10.1倒産、2002.3.30運行を停止したのです。

 以降子会社のクロスエアーに引き継がれ、Swiss International Airlinesスイスインターナショナルエアラインズ(LX)として、継続して運行していますが・・・経営は大変なようです。

 世界の航空会社が大変な中、2003.4にはこの再建途中の会社も、長・短距離の会社に分離したり、と頑張っていますが・・・テロ、イラク、SARSなど・・・早く安全な時代になって、たくさんの人に旅行して欲しいものです。


−−−−−−−

 日本に向かう機内で・・・

 隣に座ったお兄さん(Antonius-Kapustaさん)は、あさって(6月30日)に横浜スタジアムで行われる、ワールドカップ・フットボール決勝(ドイツ:ブラジル)のドイツサポーターでした。・・・・「昨日フライトを確保した。日本のことは何も知らない。どんな電車に乗れば良いのか、宿はどこに行けばあるのか。試合会場のチケット無い・・・でも何とかなるさ・・・」

 話をしているうちに、前後の席から似たような若者が、彼に話し掛けてきて・・・もうすっかり仲間同士の情報交換が盛り上がって・・・「何とかするさ!!・・・当然試合も勝つ!!?・・・」


【30.jpg:ドイツ・サッカー連盟、サポータはあさっての決勝に横浜へ】


<日本は梅雨時です。飛行機を降りると大量の湿気が身体の周りにあることを感じます。・・・・2日後ワールドカップの決勝、ロナウドとカーンの結果は・・・2:0でした。彼らは日本を観光できたでしょうか・・・・・●完了・・・「あとがき」はいずれ書きましょう>


<最後のほうは完了したのですが、歯抜けです。続いて、旅の最初の部分・歯抜け部分の作成を開始します。頭の中を混乱させてしまうかもしれませんが・・・・>
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