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参考:★Finale Ligure周辺の宿

カリッツァーノ-hotel-Villa Elia
【g9092:カリッツァーノのホテルのマスター。チューリップツリー(ユリの木)が見事な宿】

Calizzanoカリッツァーノ(1)

リグリア最初の宿・・おいしい食事・・お客さん確保に大変な苦労が・・

イタリア:リグリア州サヴォーナ県】[北村 峠一].(Kitamura)      


●旅初日・・時差で眠く疲れてきました・・早く宿を見つけたい・・


 ヨーロッパアルプスが南西に終わる「リグリア・アルプス」を走るのは初めてです。1500m以下なので低いのですが、ポー川と地中海の境の分水嶺(峠)をいくつか目標にし、そこをドライブするための拠点の宿を探して、ずっと走ってきたのです。

 日本からパリの長いフライト、乗り換え便でニースまで、高速道路に乗るためにかなりの迷い道をして、イタリア・リビエラのジグザグ山道を走り、峠を越えたあたりで確保できるはずだった宿は休業。その先にも適当な宿が見つからず・・今、山越えをして・・カリッツァーノという山の中の小さな町を目指して走っています。


【2010.6.10のルート:クリックでGoogle-Mapsが開く】
 旅の初日、午後4時半を過ぎました。日本は深夜11時半、緊張しているので眠くはありませんが、頭の芯が痛くなってきているので、早く宿を決めたいのです。

 そして古い小さな町に入り、路地をぬけたところでやっと見つけた「HOTEL」の看板。その宿のフロントに迷わずに立ったのです。

Calizzano
【g783:町の一角を曲がったところにホテルがある】


参考:★Finale Ligure周辺の宿

Calizzano
【g804:Villa Elia・・正面入口から・・暖かなフロントに・・】
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●Hotel Villa Eliaホテル・ヴィッラ・エリア・・


 ホテル・ヴィッラ・エリアのフロント脇のバーには、年配のお客さんたちが数人おしゃべりをしています。ロビーのドア近くに座っている、70歳を越えた優しい風情のおばあさんが、どうやら宿の人のようです。

「泊まりたいのですが・・」英語の声かけに、おばあさんはうなずいて、奥にいるマスターを呼んでくれました。英語が普通に出てくるマスター、こんな田舎ですが英語圏の客もいるのでしょう。

 次に行くところの宿は予約済みなので、4泊でも良かったのですが、まずは2泊頼むことに。延長してもいい訳ですし、何より今は、寝不足で頭が回転していないのです。

 マスターも返事をすぐに返してきません。宿帳をいろいろ見てから、
「1泊ずつ部屋換えしてもいいか?」「OKですよ。値段は?」「朝食つきで一泊60eur(約6800円)/2人、ハーフボード(HB)なら100eur(約1.1万円)/2人」。途中レストランもスーパーも見つからなかったので、ここで2食付(HB)を頼むしかないのです。

 イタリアの宿では、パスポートを預かって、チェック・コピーするのが義務付けられています。宿帳を書きながら、マスターは、
「私の兄の息子は日本に勉強に行って、日本人の奥さんを貰ったんだよ」と話してくれたのです。
 こんな山の中の田舎、と思っていたら結構国際的なのです。翌日の夕食時、マスターは「京都市長岡京」の住所を見せに来てくれました。どうやら彼女にぞっこんで、日本に住みついてしまったようですね。

Calizzano
【g899:チューリップツリー:Liriodendoron tulipiferaリリオデンドロン・チュリピフェラ/ユリノキ (モクレン科)が見事】【●花図鑑へ】
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●4階の屋根より高いチューリップツリー(ゆりの木)・・


 まずはシャワー、そして軽く30分ほど寝て、やっと外を観察する元気が出てきました。

 部屋は330号室、日本では4階になるわけですが、その南が展望できる窓からは、周囲のリグリアの山、町。

 そして目の前には屋根を越えるほどの大きな木があって、黄色の大きな花「チューリップツリー」(Liriodendoron tulipiferaリリオデンドロン・チュリピフェラ/ユリノキ (モクレン科)」【●花図鑑へ】が咲いています。こんな見事な花を見るのは初めてです。

Calizzano
【g806:1泊目の南側の部屋(日本の4階)から見るリグリアの山、町、大きなチューリップツリー】

 2日目に移った部屋は223号室、北側で眺めはあまりよくありませんが、かなり広い部屋。あとで気づいたのですが、団体客のために南面の眺めのいい部屋(ただし狭い)は、あらかじめ取ってあって、2日目はおじさんの配慮で、狭さの代わりに2倍以上も広く静かな部屋にしたような気がします。
 左側に見える建物は新居を工事中で、もしかすると息子夫婦のためかとも思えるような、モダンな内外装です。

Calizzano
【g905:2泊目は北側(3階)の広い部屋。左に新居を工事中だったが、息子夫婦のため?】


参考:★Finale Ligure周辺の宿
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●リグリアの地元料理で満足・満腹・・でも・・


 夕食は7:30。前菜、メイン、デザートとも4種の「今日のおすすめ」から選ぶ仕組みになっていています。それも英語で書かれていたので助かります。自分で個別に注文するのは苦労します。現地語のメニューを読むのも大変だし、想像したものと違うものが出てくることがほとんどです。宿のおすすめ定食は「ラク」で「味の当たり外れも少なく」「安い」ので私も「おすすめ」です。

 初日の夕食は写真の品、ラビオリとミートソース、野菜スープとパスタ、ポークソーセージ、ロースとビーフとサラダ、プリン、フルーツカクテル・アイス。リグリアの郷土料理の味付けなのでしょう、機内食と違い実にうまい。そしてワインも飲みますから、温まって満足して熟睡できるのです。

Calizzano
【g777:初日の夕食:ミートソースのラビオリ、野菜スープとパスタ、ポークソーセージ、ロースとビーフとサラダ、プリン、フルーツカクテル・アイス】

 食事時、長期滞在者の方はレストランの窓際に、新参の客は部屋の中ほど、皆に囲まれた位置になるのです。今回も数組の夫婦連れのテーブルと、一人で来ているらしいお年寄りが何人かに囲まれた席。イタリア語なので何を話しているのかは分からないのですが、皆さんにぎやかに、そして楽しそうに会話しています。

 その一人旅のおじいさん・・僕たちの方を見ながら、ワインを片手に挙げ「チンチン」と声をかけてきます。イタリア語の乾杯です。「カンパーイ」と日本語で返しますが、なぜか「チンチン」と言えと、何度も笑いながらせかすのです。もしかすると日本語でのを意味わかっているのかもしれません?

 次の日の夕食も7種類ほどから選んだのですが、チェスナッツのニョッキ、グリルドポークとオムレツ、ポテト、鹿肉のワイン煮、アイスクリーム、ミックスフルーツ・アイス。おなかが膨れ、ワインが効いて眠くなってきます。

Calizzano
【g881:2日目の夕食:チェスナッツのニョッキ、グリルドポークとオムレツ、ポテト、鹿肉のワイン煮、アイスクリーム、ミックスフルーツ・アイス】

 宿のハーフボードの料理(宿代セットの定食)は、そこの郷土料理など地元のいろいろな食材を使っていて、安くておいしいし、どんなものが出てくるか楽しみなのです。でもこのボリュームを1ヶ月の連日食べていると、日本の胃袋サイズとかなり違うので、すぐに腹に負担になります。

 旅の最初の2日間はこんな夕食を楽しみましたが、以降はほとんど部屋食。地元スーパーで買って来た食材を、携帯の電気コンロなどで料理して食べていたので、体重も健康的に2Kg減り、胃も元気でした。ただし、ワインは欠かしませんでしたが。


参考:★Finale Ligure周辺の宿
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●客確保の涙ぐましい努力・・


 2日目、リグリアのいくつかの峠と、地中海にあるサヴォナの町までの100kmほどのドライブをして3時ころ宿に帰ってきました。すると30-40人ほどの団体客がロビーや前庭にあふれていました。

 部屋換えした理由がこれなのでしょう。夕食時、団体さんたちは実ににぎやかに食事をしています。僕たちと、前日から居た数組は喧騒を避けるためでしょう、テラス側に仕切りられた静かなところにテーブルが移されていました。

 出発する日の朝食時も、奥のテーブルでした。でもここはビュッフェスタイルのパンなどが置かれたすぐ脇。おいしいパンを選ぶのに夢中で下ばかり見ていて、とつぜんすぐ目の前に居る僕たちに気づき、
「あ、あんたたちここに居たんだ! ボンジョルノ・・」そして笑い声。こんなことが食事中、何十回も続いたのです。

2010.6/4-10/2の間の特別割引の宿情報セット  帰国後、宿のHPを見るチャンスがあり、そこに「2010.6/4-10/2の間の特別割引セット情報」が掲載されていました。

 期間  : 価格/日数・・ 日あたりの価格
6. 4-  11:266eur/ 7日・・@38eur  (約4300円/日)
6.11-  25:546eur/14日・・@39eur  (約4400円/日)
6.25-7. 5:499eur/10日・・@49.9eur(約5600円/日)
7. 5-7.15:645eur/10日・・@64.5eur(約7200円/日)
7.15-  26:814eur/11日・・@74eur  (約8300円/日)
8.23-9. 1:495eur/ 9日・・@55eur  (約6200円/日)
9. 1-9.15:546eur/14日・・@39eur  (約4400円/日)
9.15-  25:380eur/10日・・@38eur  (約4300円/日)
9.25-10.2:259eur/ 7日・・@37eur  (約4200円/日)
 内容は、電話、テレビ、バスルーム付の2人部屋で、3食(FB)、飲み物自由。
さらに、ジェノヴァとのバス往復、賞品付のゲーム、競技、エンターテイメント、パーティー、ダンス、飲み物、お土産が付きます。

 価格は、時期と期間ごとに異なり、右の表のように1日約4200円から8300円。
 通常の価格は、FB(3食付)で60eur(約6700円/日)。ただし7.1-20は70eur(約7900円/日)、7.20-8.20は76eur(約8600円/日)。

 ですから7月半ばから8月のピークシーズン以外は、大変なディスカウントなのです。

 あの30-40人ほどの団体客は、この「2010.6.11-25:546eur(約61,700円)/14日間・・@39eur(約4400円)/日」のディスカウントコースだったのです。3食たべ飲み放題、ゲームやダンス、お土産やバス往復までついてこの値段です。

 一方ホテルのあのマスター、おばあさん、家族、従業員は、たくさんのお客さんを長い期間、飽きさせずに楽しませるため、涙ぐましいほどのイベントや気配りを次々とするのです。ホテル業も大変です、いつも忙しそうに動き回るマスター、厨房も仕切っているように見えたおばあさん、無理しないでくださいね。

<Calizzanoカリッツァーノの関連サイト>

http://www.acquamineralecalizzano.it/【Calizzanoのmineral water】
http://www.youtube.com/【FUNGHI A CALIZZANO】

<関連書籍・地図>

ヨーロッパアルプスのハイキング地図、ガイド洋書  山渓など:日本語編

<ヨーロッパ・旅・・・>


参考:★Finale Ligure周辺の宿

●北イタリアのワイン

<カリッツァーノの町散策・・・>

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