ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る この旅のtopへ戻る 前ページに戻る 次のページへ Google-Translate count

Bank-Card
【左:Visaカード=引き落とし失敗のレシート。右:シティバンク・カード=OKのレシート】

金が引き出せない!

さて困った! 無人のATMで、エラー・・旅の出来事・・

フランス:05オートアルプ県】[北村 峠一].(Kitamura)      


●ATMで現金がひき下ろしが出来ない!!・・


 ここの宿代の支払いは「現金」なので、2日前(月曜日)の午前中、村の郵便局の入口にあるキャッシュ・マシンでお金を下ろそうとしたのです。

 今までの旅で現金を下ろすには、銀行カード(Citi-Bank)を使っていたのですが、「クレジットカードでローンしたほうが有利」という情報を得ていたので、今回初めてのトライだったのです。

 ところがこういうときに限って、
「このマシンは動いていない」との張り紙があります。中の郵便局員に切手を買うついでに聞くと、
「1〜2時間経ってから再度やって欲しい」とのこと。ここの窓口では銀行業務はやっていないとのことでした。また午後に来ることにします。

 午後3時頃、ATMの張り紙はなく、Visaのクレジットカードで300eurを下ろす操作をし、パスワードまで入力したのですが、カードは返却、現金は出ず、上に表示したレシート紙のみが出てきたのです。
「Operation Annulee」・・操作がAnnulee?・・フランス語の意味が判りません・・無効のような意味と思えるのですが。
 困りました、300eurは大丈夫なのでしょうか?

−−−

●複数カード持参の必要性を実感・・


 再度ATMを操作してみますが、「現在動いていない」旨のメッセージが出てすべての操作がはじかれてしまいます。
 郵便局の窓口に相談したいところですが、Open時間は午前中のみとドアに書いてあり、鍵がかかり電灯も点いていません。

アブリエスの村の見取り図
【Post=郵便局、i=インフメーション、Chalet=宿など】
 ちょうどATMに来た観光客らしい人に、
「今このマシンは動いていない。このレシートの文の意味はなんでしょうか?」と聞きますが、
「多分、キャンセルだろうが、よく判らない。あそこのインフォメーションで聞いたら?」とアドバイスを受けます。

 インフォメーションは3時半頃まで昼休み。待ってやっと開いた事務所の、昨日も居た女の人に相談すると、
「キャンセルされているので大丈夫でしょう。多分機械が壊れているのだろう。もしさらに心配ならこの電話番号に掛けて見たら」と番号をメモしてくれます。

 ちょっとした買い物の後、宿の部屋に戻り・・ワインを飲みながら、パソコン内の簡単なフランス語辞書で意味を調べたのですが・・
 どうやら「要求は300eur」「現金の引き出し限度額は0eur」「操作はキャンセルされた」という意味のように解釈したのです。
「クレジット機能」としては特に問題なく使ってきましたが、「現金引き出し機能」は初めてだったので、ちょっとパニクッていました。

 都市を旅行している分には、窓口で相談すれば何とかなるし、TCトラベラーズチェックや、場合により「円からEur両替」なども可能なのです。しかし、田舎で無人のマシン相手では・・さて弱ったものです。

 が次の日、実績のある「シティカードの銀行カード」を使い、同じマシンで無事、現金の引き出しが出来ホットすると同時に、ますます「限度額設定が0」だとばかり思い込んでいました。

 そして<複数の引き出し手段(多種のカードなど持参)の必要性>も痛感したのです。「Mastarカードのみ」という場合もありましたから、Visa/Master/銀行カードの持参が理想なのでしょう。

−−−

●ICチップの異常はかなり多い。やはり昔ながらのサイン方式・・


 以降の旅中、そのNGだったクレジットカードは、高速道路4カ所(有人カウンタ)で問題なく使えたのですが、ICカード処理(パスワード入力を求められる)場合がかなりの確率で処理できません。サイン方式では100%OKなのです。

 つまり、磁気部分はOKで、IC部分がNGのようにも感じられました。ある店ではIC処理が途中でおかしくなり、サイン方式に切り替えて買い物をしたので、IC部分のエラーは私だけでなくかなり多いのかとも思います。

 帰国後すぐ、あの300eurが気になりクレジットカードのVISAに問い合わせした結果は、
(1)磁気カードはOKでも、ICカードが使えない例も多い。・・新しいカードを後日送る。
(2)センター側の、その時の通信記録を調べてくれ、「ATM側からの返信がタイムアウトになった」ために「キャンセル処理」になったとのこと。山間部で通信事情が悪かったのでしょうか、「海外引き出し枠はあるので問題はない」との返事でした。
(3)以降の処理で、IC処理中にNGになった記録も調べてもらうと、「一度取引成立」したが「端末側から返品処理となっている」 というような結果で、やはりIC部分に異常があったのでしょう。

 日本でもIC方式でパスワード入力をする機会が増えてきましたが、ICの異常処理の場合は、磁気部分を使ったサイン方式に切り替えられるような店が増えて欲しいですね。そうでないと、日本でも複数のカードを持ち歩く面倒くささが付きまといます。

St.Sorlin-d'Arves教会の壁のビーズ飾り
【Croix de Ferクルワ・デ・ファー峠付近のSt.Sorlin-d'Arvesサン・ソルリン・ダルブの教会
と同じ墓地のレース模様】




−−−

●教会墓地のレース模様は・・


 話はちょっと変わりますが、こんなことにも気づきました。教会墓地の、このレース装飾はあまり見かけませんが・・

 ここアブリエスの教会墓地のレース模様は、Croix de Ferクルワ・デ・ファー峠付近のSt.Sorlin-d'Arvesサン・ソルリン・ダルブの教会と同じような飾りでした。

 もしかすると宗派などが同じなのでしょうか、ここは(05)オートアルプ県、片やクルワ・デ・ファーは(73)サヴォワ県で、距離もかなり離れているのですが。

 どなたか、こういったことがお判りの方がいたら教えてください。

Abries Abries
【d222/d223.jpg:.jpg:アブリエスの教会墓地のレース模様は、Croix de Ferクルワ・デ・ファー峠付近のSt.Sorlin-d'Arvesサン・ソルリン・ダルブの教会と同じ】

−−−

●快晴の朝、次の地へ・・


 翌6/20(水)も昨日に続いて、見事な快晴。ヴィーゾ小屋からトラヴェルセッテ峠経由でイタリアに向かった台湾のトレッカーにとっても、最高のコンデションだったでしょう。

 4泊したシャレ・エーデルワイス:L'Edelweiss Chalet-Aubergeの壁にある「Sun-Dial:日時計」はなかなかの作品、モンヴィーゾを描いた日時計が宿のサイトにも登場しています。そしてこのあたりの日時計に関する写真集も出ていますね。『南フランス日時計街道―壁に描かれたアートたち』上野 秀恒編、熊瀬川紀写真(クロック文化研究所出版)です。

 マダムと、3泊同席したフランスのご夫婦に別れを告げ、次の目的地<2005年に行けなかった「スイス、プレゲル峠」方面>に向かうのですが・・ちょっと遠いので、途中マッジョレー湖畔で遊んでいきましょう。

Abries Abries
【s804d.jpg:宿から見える北側の丘の上の礼拝堂に向かって、巡礼の山道が続いている】 【d311d.jpg:宿の壁にある日時計

●Abries/Restolasの関連サイト


http://www.vaucluse-visites-virtuelles.com/【Abries-en-Queyras:Office du Tourisme】
http://www.abries-ristolas.com/【Abries-Ristolas】

<関連書籍・地図>

地図1/100,000:
Ign 54 Top 100 Grenoble/Gap
地図1/25,000:
Ign Top 25 3637ot Mont Viso
Michelin the Green Guide French Alps
Walking Easy in the Italian and French Alps
ローヌ河歴史紀行―アルプスから地中海へ
ヨーロッパ・アルプスエリア
地図Index
ハイキング・トレッキング・ドライブ


<次の目的地はスイス、ウイリアムテルの峠。まずはイタリアを経由し・・・>
ヨーロッパ アルプス 峠ドライブ紀行 TOPに戻る この旅のtopへ戻る 前ページに戻る 次のページへ

EU-Alps 峠の茶屋・掲示板:
EU-ALPS.com


質問などありましたら eualps@gmail.comへどうぞ。
★本サイト内を、地名などのキーワードで検索できます★

eu-alps.com内検索 WWW検索