【r200.jpg:Postlingbergペストリングベルグ：巡礼教会内部】

Linzリンツ(2)

Postlingbergペストリングベルクの丘の巡礼教会やリンツ市内の展望も素晴らしいのですが、その南遠方にうっすらと広がるアルプスの雪山が呼んでいるようです。

●ペストリングベルクの丘

「この丘の上の教会からの眺めは、リンツの名所」だとミュンヘンまでの機内であったリンツに住んでいると言う娘さんに教えてもらったのです。デルンバッハからリンツに向かう途中、北の遠方の山の上に立派な双頭の教会が見えていたので、そこを目標に市内を抜け、電車道にそってかなり登って行きます。(このペストリングベルク登山鉄道：Postlingbergbahnの勾配は105‰で、粘着式=アプト式でない=ではヨーロッパ最急だそうです)

【s524.jpg:ペストリングベルグ駅】

　歴史の本で読んだのですが、「宗教戦争が起きる前の1450-1510年頃、魂の救済のためにと言い”遺言で財産の2/3を教会に寄贈する命令”が出た」(『宗教改革』創元社：知の再発見双書75-p20)ということです。村の教会、その上位の教会、大聖堂、バチカンに至るまでの数段階の教会組織が、それぞれに立派な建物・内装、聖職者の生活水準・教育などを求めた結果なのでしょうか。

【s523.jpg:ペストリングベルグ巡礼教会】　【r204.jpg:Postlingbergペストリングベルグ：巡礼教会内部：入口側】

　この巡礼教会は、リンツ市内から見たときに望遠で撮影しておくべきでしたね。テラスのあちこちからいいポイントを探したのですが、近の木々がじゃまをして、この美しい全体像が撮影しにくいのです。

【r211.jpg:Postlingbergペストリングベルグの丘：巡礼教会と展望台】

●アルプスの山並み

　Postlingbergペストリングベルグの丘(537m)からは、逆に町の眺望が見事です。蛇行したドナウ川、そこを渡るNibelungenニーベルンゲン橋、リンツ旧市街がその南に広がり、右手に州立博物館(城)や新大聖堂など。さらに遠方には工場地帯が広がっています。

【s519.jpg:ペストリングベルグの丘から見るリンツ全体。蛇行し東に向かうドナウ川】

【s520.jpg:ペストリングベルグの丘から見るリンツ旧市街と工場地帯。Nibelungenニーベルンゲン橋、右に州立博物館(城)、新大聖堂などが確認できる】

　さらに南、早朝ならきっとくっきり見えるはずでしょうが、かすんだ先に雪山が見えています。位置は確認できませんが、きっとこれから行ってみようとしているSteyrシュタイヤーの南のアルプス、アドモントやマリアツェル付近の2000mクラスの山だと思われます。まだまだたくさんの雪を被っていますね。

【s537.jpg:丘から見る雪山はSteyrの南のアルプス】

【s538.jpg:その右側のアルプス】

＜関連するサイト＞ 　○http://www.subways.net/ 　【The Postlingerbahn 】 　○http://website.lineone.net/~tramscape/ 　【Tramscape Tramway Photographs】

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