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VAIOノート(PCG-SRX3)のバッテリー(PCGA-BP2S)が壊れた→セル交換で安く修理


 私のPC環境は、ディスクトップでほとんどのことをしているが、LANのネットワークでVAIOノート(PCG-SRX3)のハードディスクを使っている。違う場所(コタツなど)でPCを使うときには、そのノートを持ち運ぶが、充電器をふたつ使うので、いつもこのノートPCは充電状態でした。

<故障状況、バッテリーの仕様など>
 あるとき、出先にノートを(充電器なしで)持ち出し、立ち上げようとしたがウンともスンともいわない。PC本体がやられたのかとショックを受けたが、調べるうちにバッテリーらしいとわかる。
・PCと電池
 VAIO-PCG-SRX3、PCGA-BP2S
・バッテリー情報:
 バッテリーレベル:満充電100%、放電予測時間:4:29、スタミナモードで24:39
・詳細情報
 製造メーカ:Sony-Corp/バッテリー名:PCGA-BP2S/種類:Li-ion、充電サイクル:39回/残容量=満充電容量=設計容量:39.96Wh

が、ACコンセントを外すとシステムが落ちる。再立ち上げ直後に見ると、残容量=5%になっている。

【0894.jpg:PCGA-BP2S】

PCGA-BP2Sは、11.1V 3600mAh リチウムイオン電池で、その仕様は:
・18650・・・(直径18mm)(長さ65.0mm)
・3.7V 1800mAh・・・電圧と容量
・3.7V 1800mAhのセルを、3個直列=11.1V、2個並列=3600mAh
  ┏□┳□┳□┓
  ┣□╋□╋□┫
・リチウムイオン電池は、出火する場合があるとのことで、注意が必要です。


 サポートセンターに電話し、状況話すがやはりバッテリーだろうとのこと。購入後2年も経っていないと言うが保障期間は1年と、取り合わない。バッテリーは修理もしないとのこと。

 純正バッテリー(PCGA-BP2S)を買うと、ソフマップ、ヨドバシなどでも25,800円もする。そんな馬鹿な!単に停電対策なのに!!。Web内を探し回ると一番安くても23,500円。相当品(Century-CBTSV-SR)が17,800円。まだ高い。

<Webで調査・皆さんのノウハウ>
 検索結果の中に・・・ノートPCのバッテリーのセル交換の記事を幾つか見つけました。
 ・VAIO PCG-SR9M/K の電池セル交換【3.7V 1800mAhのセル6個】
 ・VAIO PCG-505EX の電池セル交換【3.7V 1500mAhのセル3個使用】
 ・VAIO PCG-C1の外付けBattery製作【Compaq Battery の外付けバッテリ作成】
 ・Gateway Solo3150の電池セル交換【3.7V 1800mAhのセル8個使用】
 ・NEC PC-LA13/S14の電池セル交換【3.6V1800mmAhのセル4個使用】
 ・Panasonic AL-1T515J5の電池セル交換【3.6V1200mAhのセル3個使用】
 ・PanasonicノートCF-M2Cの電池セル交換【3.7V 1800mAhのセル3個使用】



<電池セルの入手、仕様>
 ・http://genpin.com/「現品限り」です。
 ・リチウムイオン充電電池US18650GRx2本入りパック(7.4V 1800mAh」が890円。3パック注文(送料300+代引き400+税の計は3,538円)
 ・2日後には到着
 ・SONY、バッテリーパック、BP-LF1、7.4V 1800mAh、Li-ion

【0854.jpg:購入したバッテリーパック】 【0855.jpg:】
<分解作業-1:元のPCGA-BP2Sの容器・殻を開く>
 ・一番気を使いました。回路があり、殻の容器は再度使うわけなので、慎重にバラします。

 ・まずコネクタ側4個所にあるねじは、6角のねじの特殊なもの。+ドライバーでは合わず、私は−(マイナス)ドライバで代替しました。

【0830.jpg:】 【0890.jpg:】

 ・残り3面は、引っ掛けの形状で、これを空けるのに「指の爪、プラスチックのへら」のように容器を極力傷めないようなもので、少しづつこじ開けました。

【0831.jpg:】
 ・結果的には、引っ掛けの形状部分の2ヶ所ほどが壊れましたが、他はセーフなので再利用に支障はありませんでした。
【0863.jpg:】【0864.jpg:】
 ・観察・・・セルの品名は「US18650GR、SONY Fukushima STG、G3P、STG 5JF14G」とありました。

<分解作業-2:購入したのBP-LF1の容器・殻を開く、必要セルの取り出し>
 ・この容器は再利用しないので、気楽に解体しました。
 ・周囲はすべて接着剤で止めてあるため、−(マイナス)ドライバを強引に差込み、順次周囲をはがしていきます。
 
【0865/0860.jpg:容器・殻を開く】

 ・容器の中には、セル以外に、充電回路、同一寸法のプラスティック容器などがありますが外し

【0857.jpg:】 【0862.jpg:】

 ・セルと回路のハンダを溶かして分離します。このとき、セルへの熱を極力減らすため、ピンセットや、わに口での放熱も考慮します。(60Wの半田ごてを使っています)

【0879.jpg:】 【0872.jpg:】

 ・電圧を測ったらほとんどが4Vでした。
 ・観察・・・セルの品名は「US18650GR、SONY ENERGYTEC STG、G3、STG 61K071」とありました。

<分解作業-3:元のPCGA-BP2Sのセル取り出し>
 ・セルは容器に両面接着テープで、見えない側全面に接着されていて、なかなか外せません。
 ・薄い金属片をヘラにして、この接着面を剥がしました。私の場合、壊れたメジャーのスプリングの一部を加工し、セルのカーブに沿って曲げ、セルの裏側に挿入、持ち上げます。そっとやらないと、セルと電子回路間の線を切ったり曲げることになるので慎重に。

【0869.jpg:】 【0866.jpg:】 【0867.jpg:】

【0868.jpg:】

 ・続いて、電子回路とセルを分離します。セルは2個ずつブロックになっていました。電子回路の基板のハンダを溶かし、外します。このとき、隣接の部品にハンダがつかないように注意してください。(組み立て時に再度記述)

【0865.jpg:】 【0871.jpg:】 【0875.jpg:】
 ・各電池の電圧を測ったところ、右2個のセルは0ボルトで、これが壊れていたのです。(他のふた組は3.3-3.4V)

【0877.jpg:】
 ・ハンダの工作で、直列の長さがかなり伸びるのと、ケースにバッテリーが収まらなくなる恐れがありました。さらにまだ残り4個のセルは使えそうなので、そのまま使うことにします。(2個のみ取り替える)
 ・観察・・・

<組み立て作業-1:壊れたセルの取り替え、組み立て>
 ・壊れたセル(2個組)を一つずつに分けます。金具を利用するため、(旧のセル本体は壊れてもいいので)ラジオペンチでひねりながら溶接を外します。片方の金具は半分に切りました。(後で説明)

【0878.jpg:】
 ・購入したセルの+と−を接続している金具は切断のみします。(セル本体を壊さないため)

【0859.jpg:】
 ・購入したセルに、壊れたセルから外した金具をハンダ付けします。ハンダはなるべく薄く。(高温でまず金具側にハンダを付け、セルには最後に溶接。このとき、本体にあまり熱が伝わらないよう、わに口でクリップします)

【0880.jpg:】
 ・写真は+側、−側は図xxのように既存の金具同士をハンダ付けし、さらに既存の金具をつなぎました。(電子回路との角度と、セルの間隔などをかなり検討して)

<組み立て作業-2:新セルを、電子回路に溶接しなおす+ケースに挿入>
 ・3組のセルを電子回路にハンダ付けしなおします。(セルに熱を伝えないようにピンセットなどで押さえながら)
 ・4個所ありますが、電子回路の他の部分にハンダがつかないように注意します。(私はICの足にハンダを飛ばしてしまい、虫眼鏡で確認しながら取り除きました)
 ・ケースのセパレーターをまたぐように挿入するので、ハンダする金具の長さや角度もリトライしながら。

【0873.jpg:】【0881.jpg:】【0882.jpg:】【0883.jpg:】

 ・電圧が皆あることを確認し、電子回路へのホコリ等をよく掃除して、
 ・ケースに挿入します。金具2個分とハンダの厚み分、長くなっていますので、挿入はちょっと力が要ります。

【0886.jpg:】
 ・今回は2個のみ取り替えたので、長さも1mm程度の追加ですが、もし6個とも取り替えると3mmほどの追加で、ケースに収まらない可能性もあります。ほとんど削る余裕がないほどケースは薄いので、金具を1重にする工夫が必要でしょう。・・・既存利用+細い線など

<組み立て作業-3:点検+ケースの蓋を戻す>
 ・写真のように、端の金具は既存のものをそのまま相互につなぎました。(長さを押さえるため) このため蓋が当たります。上蓋のセパレータをその部分切断し、蓋をします。

【0888.jpg:】
 ・4つのネジを止め、3方の噛み合わせを押さえて完成です。
 ・結果的に若干隙間が出来ていますが、この程度は支障ないようです。

【0892.jpg:】

<動作試験>
 ・バッテリーケースを、本体に装着し、電源を入れます。
 ・充電、電池駆動とも正常でした。

【after1.jpg:】
 ・充電状況と電池駆動の時間を以下の図で表します。

【after2.gif:】

<結果と問題点・課題>
 ・バッテリーの充電・駆動はできるようになりましたが、電池駆動の時間が1時間程度と短い。(当面は常にACを使っていて、停電対策だからいいが)
 ・これは、多分電池セル6個をすべて取り替えることで解決できそう。
 ・が、[組み立て作業-2]で書いたように、ケースの中のサイズが3mmほど長くなる可能性があり、細い線で接続する+上蓋のセパレータをさらに切断することになるでしょう。

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