記事No | : 593 |
タイトル | : Col du Tredudon トレデュドン峠 361m |
投稿日 | : 2009/07/23(Thu) 09:23:54 |
投稿者 | : romeosierra3 |
Col du Tredudon トレデュドン峠 361m
ブルターニュ半島の先端に近い中央部、D785とD764が交差する付近の側道D36にある峠。
標高たった361mであるが、伏せたお皿状の地形である上、一面ヒースに覆われているため、すぐ近くの標高371mの展望台からは360度の展望が利く。
フランスの北西部にあって大西洋に突き出しているブルターニュ半島は最高点が471mに過ぎないのであるが、緩い起伏に富んだ地形で、コルの標高200m台の峠が沢山ある。
この峠の20Km北にあるSt Thegonnec(サン テゴネック)村は、農村にカトリック教義を根付かせる為の宗教施設『囲い地』が原型をとどめて残っており、日本でも研究者の間では有名であるようである。
ブルターニュ半島は、ケルト語地域でフランス語以外にケルト語も公用語として認められており、道路標識もフランス語との二ヶ国語表示で、ブルターニュの国籍ワッペンを付けている車もある。つまり、ブルターニュ独立運動も(半ば冗談ではあるが)あるのである。ケルト文化の象徴としてフランス唯一のウイスキーの蒸留所もある。