記事No | : 591 |
タイトル | : Col de la Schluct シュルクト峠 1139m |
投稿日 | : 2009/07/23(Thu) 09:22:18 |
投稿者 | : romeosierra3 |
Col de la Schluct シュルクト峠 1139m
フランスのロレーヌとアルザスの間のあるボージュ山脈を越える峠のうち最も高い峠。
ロレーヌ側に雪が多い峠で、頂上付近には規模は大きくないがスキー場もある。
Gerardmer(ジェラルメー;春先の水仙がきれい)とMunster(マンステール;フランスチーズ軍団のつわもの、マンステールチーズの産地)を結ぶ古い峠で、シュルクト(岩)という名の通りかなり険しく麓のマンステールとの標高差は約900m、道路番号にNが付くフランス国道ではボージュ山中で唯一標高1000m以上になるが大型トレーラーも越える。ドイツ語の名前であるところにアルザスの複雑な歴史を感じさせられる。第一次大戦では独仏国境として、第二次大戦では米仏軍の雪のボージュ越えと、とも激戦の舞台になった。
Munsterは密林の聖者アルバート・シュバイツァー博士が初等教育を受けた町、博士は近くのカイザースベルグの生まれで夫人ともども生粋のアルザス人である。