記事No | : 599 |
タイトル | : Col de la Perche ペルシェ峠 1579m |
投稿日 | : 2009/07/23(Thu) 09:28:31 |
投稿者 | : romeosierra3 |
Col de la Perche ペルシェ峠 1579m
ピレネーから地中海に近い都会ペルピニャンに向かって下るフランス国道N116の峠。
フランスからアンドラ国境に至るCol de Pymerens 1915mの真下にある標高1515m、長さ4820mのピメレン・トンネルを抜けてから概ね1500mから1300mの高原を50Km余りも走ってからさしかかる1579mの峠なので、ピレネー側からの登りはあんまり実感がないが、地中海に向かってはペルシェ峠頂上からいきなり約100Km先の海までの長い下りになる。
N116のペルシェ峠にさしかかる25Kmくらい手前に一番狭い所は2kmにも満たない距離でスペインの飛び地がある為、道路の左右両側がスペイン領という不思議な場所を通過する。飛び地と言うのは外国の領土内に島状に存在する領土の事で、ボーデン湖付近のスイスとドイツの国境の入り組みの中にも存在する。日本にも県の飛び地というのがある。
この峠は自動車峠としてより、平行するフランスの小海線、Le Petit Train Jaune=プチトランジョーヌがフランス国鉄最高点1593mを通過することでフランスはもとより、ヨーロッパの鉄っちゃんの間では有名だという(日本のJR最高点は小海線の清里−野辺山間、国道141の踏み切り付近で1375m)。
私がここを通ったのは 1997年1月3日大寒波の大雪の日で、スタッドレスタイヤとはいえ道路上において殆どバンパーの線までの積雪に普通のFRセダンで命かながらのドライブであった。