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記事No : 197
タイトル 「峠」と『酒と桜の民族』
投稿日: 2001/09/21(Fri) 19:38:20
投稿者kitamura
参照先http://www3.big.or.jp/~kitamura/

慶應義塾大学名誉教授 西岡秀雄さんの著書『酒と桜の民族』を

http://www.potato.ne.jp/~manabu/sakura/
で紹介
「サ神」信仰

西岡秀雄さんが、 『サ神』 信仰に関して著書に発表されたのは昭和25年。
『サ神』の存在が学者に認められ、世に公表されて数十年の年月がたちますが、その割に、一般日本人の多くは、この 『サ神』を知らないようです。
−−−−−−−−
−サ神と日本人の生活との関わり合い−

元来、 『サ神』 という神は山の神であったらしく。
福島県・山形県・新潟県の山地狩人仲間では、現に山の神を 『サガミ様』と、呼称しています。
三河(愛知県)・遠江(静岡県)・信濃(長野県)の 山地狩人たちの間でも、 山の霊を 『シャチ』と呼んでいるそうです。 『シャチ』とは 言うまでもなく 『サチ』(幸)の転訛です。
(魚のサケをシャケ・植物のサボテンをシャボテンなどというようなものです。)

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昔の人たちは、山の 峠を越えるときには、その山神に向かって手を合わせて 無事を祈願したり感謝したりしました。そこで、
テムケ(手向け)→タムケ(手向け)→タウゲ→トウゲ(峠)と、
峠という言葉が生まれました。

また、山神を礼拝するときに、昔のひとたちは立ったままでは失礼なので、 かならず、 しゃがんで合掌したと思われます。
この、 『シャガム』という言葉も
サオガム(サ拝む)→シャオガム→シャガムと、 『サ神』 を礼拝する姿勢から生まれた言葉と思われます。

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−山の神から田の神へ−

そんなわけで、 『サ神』 は山神なので、通常は人気のない山頂に近い神域に住んでいて、 みだりに一般庶民は近寄れなかったと思われます。
そこで、その境界線をサカイ(境) そこに、具体的に設けられた垣根が さく(柵)といわれました。

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すごいです・・・なんでも「サ神」・・・
酒/相模/しゃがむ/五月/肴/捧げる/さくら/定め/裁く/悟る・


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